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Re: 単細胞生物と多細胞生物 -システム相同か?- (Multicellular organism and Unicelluar organism -Homologous systems?-

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Kazuhiro Iida

なし Re: 単細胞生物と多細胞生物 -システム相同か?- (Multicellular organism and Unicelluar organism -Homologous systems?-

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/3/14 22:23
Kazuhiro Iida  管理人   投稿数: 68
(修正と補足)
ここは話の流れに影響無いので読み飛ばしていただいても結構です。

大腸菌で、主に炭水化物のリザバーであるグリコーゲン顆粒を例に挙げたため、肝臓の局所定値制御についても、血糖(グルコース)を念頭に肝細胞から低分子栄養が放出されるように読める書き方をしました。グルコースの場合たしかにそうなのですが、窒素代謝に関しては、アミノ酸が肝から直接放出されるのではなく、それを肝細胞内でアルブミン等のタンパク質に再度合成した後、血液中に分泌する形で放出します。このタンパク質が筋肉など他の組織で分解され、アミノ酸として再利用されます。

流れとしては、

消化管からのアミノ酸→
肝臓による吸収(
アルブミン等の分泌タンパク質への再合成、または脱アミノによる炭水化物・脂肪系への転用 →
分泌タンパク質の滑面小胞体への貯蔵→
分泌)→血漿タンパク質→
肝自体を含む全身の組織への取り込み(
分解→アミノ酸→タンパク質合成、または脱アミノによる炭水化物・脂肪系への転用)→。。。

です。


この間、血中アミノ酸濃度、肝細胞内の分泌タンパク質量、次いで血中の分泌タンパク質濃度が概ね定値に保たれます。栄養が途絶えた(飢餓状態)では、肝細胞質でオートファジーがおこり得られたアミノ酸でタンパク質分泌が維持される現象が見られます。

(修正と補足おわり)

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