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(続き)
昨日お知らせしたFleischakerは,オートポイエシス的システム
(Autopietic system)を
1. Self-Bounded (自明な境界?のある事物 Entity である)
2. Self-Generating (自己創出し,)
3. Self-Perpetuating (自己保存する)
ようなシステムと定義しています.
物理境界とは1.に相当することですが,Fleischakerは1.の
説明として,
”全系の中でよくまとまった部分である境界構造を含む,自己組
織する全ての要因の集合を指す”と言っています.
そういうことを客観的に書くにはどうしたら良いでしょうか?
Varelaは,ブラウン代数というものを導入して「書いた」と言っ
ているのですが,定量的表現に拡張したところで,ふつうの微分
方程式に近くなってしまいました.私には,その式とゆわゆる従
来の解析学の表現の違いを見いだせませんでした.
例えば F. Varela(1979), principles of biological autonomy,
pp. 201-203.
それで,物理的境界を選んだ次第です.
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"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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