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松浦@JTS研究部です.
On Mon, 20 Apr 1998 09:22:13 +0900
mmaeda@***.*** (Miki MAEDA) wrote:
> キラーT細胞は単にある外来異物を食べてしまうというだけの機能ですね。これ
> が外来異物かどうかを認識するときに抗体がからんでくるのではなかったでしょ
> うか? つまり抗体(たいていはIgG)がくっついた異物を抗体ごととりこんで
> これを分解するのじゃなかった???
> #だんだん記憶がかなりあやしくなってきました。(^^;)
うーむ,私が間違って理解しているのでしょうか?
キラーT細胞,というかT細胞の外来異物認識は,抗体のそれと同じじゃない
のですか?
そういう仕組みで,ガン細胞なんかを破壊するというのを何かで見たのですが.
> 抗原が生体内に入る−>抗体産生細胞ができる−>抗体が産生される
>
> というのが抗体産生のプロセスだと仮定すると、第1段階と第2段階の間に特
> 定の抗体を産生する細胞の母細胞ができるという段階が入り、この母細胞があ
> るということによって次に抗原にさらされた時にすぐに反応できるということ
> なのではないでしょうか。
> #これはあくまでも私の理解ですので間違っていたらすみません。
こういうロジックだとすると,母細胞を作る機構は,あらゆる抗原のそれぞれに
対して,有効な母細胞をあらかじめ知っているということになるのでは
ありませんか?
つまり,免疫系は,現在においては存在しないけども,将来においては発見
されるかもしれない抗原に対抗する処方箋も持っているということになるんじゃ
ないかと思うのですが.
これはちょっとおかしいですよね.だから私は,何らかのフィードバックが
かかっているのではないかと考えているわけです.
□■ 松浦 賢一 (株) ジャパンテクニカルソフトウェア 研究部
■□ matsuura@***.*** Research Department, JTS Co., Ltd.
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