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生命の起源 #573 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
573
DATE
01/30/1998 09:18:16 AM
TITLE
[life:000573] Re: E-Cell
AUTHOR
"KOUICHI Takahashi-S" <t94249kt@***.***>
BODY


| 高橋さん:
| あたりまえですが、この方法は上の解析的な方法も含めて反応が属する系
| 全体の平衡を境界条件として仮定しているので、
| 有限の時間刻み幅を使う以上は実際のE-Cell上で動かすときは
| 平衡に達するまでの時間は有限です。
| この遅れ時間は無用な振動の原因となるなどの悪さが考えられるので
| これをいかに抑えるかが苦心するところのようです。
|
| 飯田:
| 単位時間で複合体形成の平衡が達成されると仮定して,
| オフライン(他の反応の時間は止めている状態)でD.P.の最適化を
| 行った結果を戻しておられると思っておりましたが,それで
| よろしいでしょうか?

この平衡反応も他の反応と同じようにReactorとして実装しています。
物質の濃度を操作できるのはE-Cell System自体の介入を除いて
Reactorのみであるという設計を徹底させるためです。
そのために他の反応も同期して計算されるため次のステップでの
平衡は移動します。言い換えると、境界条件として対象とする
平衡反応に関わる物質の濃度の他の反応への依存性は十分小さく遅いものと
仮定しているのに、そうではないことがあるということです。


慶應義塾大学s 環境情報学部 (Bioinformatics Lab.) ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
高橋 恒一
_____Kouichi Takahashi t94249kt@***.*** _______


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