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平藤様
こちらこそお久しぶりです。この辺は、宇宙論の世界ですね。
私の共同研究者のY先生によればこの4次元の時空はもともとは無かったという見方
ができるそうです。とすれば、距離とか時間は時空が成立した後で定義できる話です
から、こんな感じですかね。
つまり、137億年のちょっと前には渾然一体、時空が安定した時には地球のもと
と、その遠くの星のもとは、既にそれだけ「離れて」いた。
比喩でいうと、グラフ用紙の上をペンでなぞる速さ(光の速さ)と、
丸めたグラフ用紙を広げる速さ(時空の生成)は別物って感じ?
Y先生の話も世界の見え方が変わるんですよ。ほんと。
飯田一浩
-----Original Message-----
From: Masayuki HIRAFUJI [mailto:hirafuji@***.***]
Sent: Monday, April 12, 2010 10:59 AM
To: life@***.***
Subject: [life:0001892] Re: Hubble Space Telescope
飯田様
平藤です。
お久しぶりです。
あの番組を見ていて素朴な疑問が起こりました。ビッグバンが137億年前とす
ると、ビッグバンから5億年後に、この星から放出された光を観測しているわけ
ですが、5億年でこの星と地球は132億光年離れたことになります。
これでは、光速の26倍で離れたことになってしまう・・・。
Kazuhiro Iida - san wrote:
> LIFEの皆様
> 昨夜のNHK、ハブッル宇宙望遠鏡の番組は、感動物でした。
> 光の速さが有限だから、ずーっと遠くを見ると132億年前までの宇宙の姿が見え
> るって! 理屈ではわかっても、何か不思議な感じがしますよね。世界の見え方が
変
> わる壮大な研究成果です。生命の起原でも、ずーっと遠くを見ると進化途上の半生
命
> 体が見えると良いのですが。。。。。そこまでは無理としても、太陽系外のいくつ
も
> の惑星の表面が見えるようになると、最低でも温度とか、水とかガス組成の変化と
か
> 数億年分の時系列が見えてくるような気もしますね。天文学系の生命起原研究躍進
に
> 期待。
> 飯田一浩
>
>
>
--
Masayuki HIRAFUJI <hirafuji@***.***>
Head :Field Monitoring Research Team, NARC, NARO
Prof. :Field Informatics, University of Tsukuba
NARC (National Agricultural Research Center)
Tsukuba 305-8666 Japan
Phone:+81-29-838-7177 FAX:+81-29-838-8551
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32:00
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