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飯田様、平藤様
荒です
At 09:14 05/02/23 +0900, you wrote:
> >飯田:ヌクレオチドの分子量をざっくり270としてそれが1000個程度つながっ
> >た短いssDNAの分子量は
> >270000. アボガドロ数集めると1モルのことで,270000g=270k
> >g. dsDNAだと540kg.
> >DNAはなかなか水に溶けないので,仮に1gをなんとか1リットルに溶かしたとす
> >ると,1モルのdsDNAを保持
> >するのに必要な水槽は,540リットル,水の重さとあわせて 541トン!の記憶
> >媒体となります.
細胞内のDNAといえばpg単位だった気が。人だと3億塩基(20数個に分割されている)
x2個で、人の細胞が1兆個でもx10^12なので、大丈夫なのかな(重さ)。
DNAはAnionなので水によく溶けます。1g単位で使ったこともあるけどちょっと時間は
かかるけど溶けた気が。適当なBufferだったけど。
人類全部のDNA集めてもアボガドロ数には足りないんですね。そう考えるとすごい数
ですね。
>DNAを丈夫なワイヤとして使う研究がありましたが,そのまま乾燥させて固めても,かな
>り丈夫な素材になります(値段は高そう)。
ろ紙にDNA溶液をたらして乾燥させて保存する技術はあります。でも有機物ですので、
微生物やカビに食べられてしまいます。もっとも乾燥して密封しておけばかなり持つと
思います。
>そこで,乾燥DNAで作った煉瓦や障子紙を建築素材に使いつつ,長期保存用ROMにするとか
>(ピラミッドの中に書かれたヒエログリフように)。eDNAとして土壌中に保存するのも手
>ですね。「重くて,でかくて,長持ち」というのは意外と面白そうです。
eDNA (環境DNA)というのはまた新たな言葉が。
http://www.tsukuba-tci.co.jp/seminar/h15Agro/h15agro.html
土壌微生物のゲノムのなかに情報としてプールってことですね。そうなるともう食物連鎖、
病原菌を通して人体の中を流通させてしまうわけですね(そこにじっとしているはずはないので)。
ある資料を閲覧しようとすると、「それは誰と誰と生物AとBと・・・に保存されています。」
という検索結果がでるということになるのですね。
>私としては月に入ってるほうがシンプルでわかりやすいです。
では。
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荒 武
TAGC, INSERM
takeshi@***.***
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