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平藤様 荒様 LIFEの皆様
>平藤様 >>長いのを使えば1GBは行きますよ。まあ,1分子の情報量は数が増えれ
ばほどんど誤差
> >>で,DNAコンピュータと同様,やはり数の強みでしょう。千個使うと1TB,
アボガドロ
> >>数程度使えば,しばらくは困らないです。
飯田:ヌクレオチドの分子量をざっくり270としてそれが1000個程度つながっ
た短いssDNAの分子量は
270000. アボガドロ数集めると1モルのことで,270000g=270k
g. dsDNAだと540kg.
DNAはなかなか水に溶けないので,仮に1gをなんとか1リットルに溶かしたとす
ると,1モルのdsDNAを保持
するのに必要な水槽は,540リットル,水の重さとあわせて 541トン!の記憶
媒体となります.
さらに1000個のヌクレオチドからなるDNAは,4^1000=2000ビット
でも,
アボガドロ数は,わずか6×10^23 = 2^78.99 ?79ビット分しな
かいので
分子1個に情報を担わせるコーディング方法では,効率悪いでしょうね.
2つの分子のコンビネーションが入るようなコーディングなら,指数部分が自乗(あ
るいは3乗)されるような数に
ふくれあがる可能性はありますが,それでも「重い」記録媒体であることに変わりは
ないでしょう.
(私は,記憶容量というよりは,保存性に興味を持っています.)
> >>今の所,1つのDNAのデータを読み出すたびにヒトゲノムプロジェクトやイネゲ
ノムプロ
> >>ジェクトを立ち上げなければならないので大変ですが,今日のニュースで日立の
DNA検出用
> >>RFIDセンサチップ
> >>http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/358960
> >>の話がありましたねえ。こういう方式でやると,意外と実現するの早いかも知れ
ません。
これは既存のDNAチップ特許の回避策の色合いが濃い発明です.
認識方式(ハイブリダイぜーション)に格段の進歩があったわけではありません.
:)
飯田一浩
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