生命の起源フォーラム (ORIGINS OF LIFE FORUM) - help
生命の起源フォーラム (ORIGINS OF LIFE FORUM)
Welcome to 生命の起源フォーラム (ORIGINS OF LIFE FORUM) - help -
生命の起源 #1488 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1488
DATE
11/09/2003 08:13:12 PM
TITLE
[life:001488] Re: よろしくお願 いします
AUTHOR
yumetugu-lj@jp
BODY


三田様、皆様
>
> 自分はRNAワールドが唯一の世界であることは難しいと思っていますが、現在、
> 主流の考え方であるのは事実だと思います。だから、文句を付けられる事はある
> でしょうが、軽率とも言えないでしょう。飯田さんの意見は、RNAワールドが
> 完全に認められた考え方ではないので、少し注意して使ったほうが良いと言う忠
> 告だと思います。

三田様、良くわかりました。RNAワールドについての理解不足を的確に
ご指摘頂き有難うございます。



> ところで、下の説明ですとRNA依存RNAポリメラ−ゼがRNA依存DNA活
> 性を持ったときに、DNAが合成され、そしてそのDNAに対する抗体ができる
> だろうと言うことですね。ただし、抗原抗体反応による免疫システムは既に存在
> することになりますよね。そうすると、新たに自己免疫機序が誘発される訳では
> ないのではないですか。それとも、細胞壊死とともの流血中にDNAが放出され
> ると、それまでに無かった免疫系を新たに作り出さなければいけない理由がある
> のでしょうか

>
> そして、この問題提議は、進化の問題なのか、何か医学上の問題をRNAワールド
> 的な考え方により解決したいと考えているのでしょうか?
>

 ご指摘の様に、RNAワールド的な考えが、医学的問題の解決に、
  魅力的に思えます。

 ひとつに、動物の発癌機序の主体はレトロウイルスですが、人での
レトロウイルスの関与は、少ないとされています。ならば、RNAワールド
の末裔である非レトロRNAウイルスが、人の細胞に感染後、細胞内進化
により、逆転写酵素活性を獲得するという可能性があるのではというのが
疑問点です。RdRp→RTの可能性です。この点、三田様、皆様は
どう思われますか?。

 さらに、自己免疫疾患における、自己抗体の問題なのですが、
 あくまでも、私論による推測ですが、抗DNA抗体が、DNA抗原に
 反応して、正常にな免疫システムで最初に出現するのではないかと
 考えています。

 抗DNA抗体は、一本鎖DNAに対する抗ssDNA抗体、二本鎖DNA
に対する抗dsDNA抗体が存在します。
 つまり、一本鎖DNAと二本鎖DNAが、抗原として作られるシステム
 が存在するのであろうということです。
この問題は、人の感染しうるウイルスの増殖システムにに由来すると
考えています。まずDNAによる抗原刺激が免疫システムに
加わるのではないかということです。その後、自己免疫機序が出現する
のかもわかりませんが、新たな免疫システムかどうかというのは
わかりません。さらに議論すると、全身性エリテマトーデス
という自己免疫疾患はレオウイルスの感染症であるという結論が導かれます。
 あくまでの、バーチャルな議論の結果ですが。なにを、RNAワールド
仮説に求めているかというのは、

RNA依存RNAポリメラ−ゼがRNA依存DNA活
> 性を持ったときに

上記の文章が、本当のことか?一番重要な仮説設定の真偽の問題です。
RdRp→RdDpというポリメラ−ゼの
機能変化がはたして、出現するものかどうかで頭を悩ましています。
RNAワ−ルドからDNAワールドへの進化上の必然であれば、
問題ないと思いますが、実際、こういう考え方はいかがなものでしょうか?


 多田友人    





------------------------------------------------------------------------
isweb ポップアップはやめました! by infoseek
http://ap.infoseek.co.jp/isweb6.html

-----
Go to page top