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飯田様、千葉様、皆様。
小野です。遅くなりました..
> 千葉さん:
> まず,相互作用の強さというのを,くっつきやすさとか,情報伝達
> のしやすさとか,と考えます.
> はじめ,系は,ランダムとか,ある特定の相互作用をしているとし
> ます. この段階では,相互作用の強さはバラバラで,その差異に
> よるクラスタリングがうまくなされないみたいな感じです.
> そして,構成要素が持つ何らかの属性などにより,相互作用の強さ
> が変動し,ある種の構成要素に関する相互作用が強くなるまたは弱
> くなります.
>飯田さん
> 初めランダムな状態(おそらく構成要素間に働く相互作用の「種類」
> とその「強さ」がまちまちな状態)が「特定の種類」の相互作用,
> 「特定の強さ」(周期的な場合も含む)に集約されてゆく遷移,
>
私のイメージもそのようなものです。
生物によく見られる、特定の相手とのみ反応する酵素、特定の働きに分
化した器官、といった記述をされるような構造が、どのようにして進化
してきたのかを説明する指標が欲しいところです。
先日の部分系の話も、特定の領域でのみ起る反応、という意味で、この
議論の延長上にあるのでは、と考えています。
普通の線型行列の話で、ランダムに(ガウス分布などで)各要素に値を入
れていったとすると、非対角要素に0が多い程、固有値が安定であ
る可能性が高くなる、といった話があったと思いますが、そのような状
況が進化的に選択されてくるようなことが言えればいいのかもしれませ
ん..
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