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生命の起源 #572 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
572
DATE
01/30/1998 09:14:09 AM
TITLE
[life:000572] Re: E-Cell
AUTHOR
"KOUICHI Takahashi-S" <t94249kt@***.***>
BODY


高橋です。

| # 化学物質の化学式や構造から速度自体を導く方法があれば
| # 理想的なんですが、なにか方法はあるでしょうか?
|
| 飯田:
| ポテンシャル計算なんかして求めている人もいるそうですが
| それだけで大著の論文になっているほど難しいそうです.
| MD(分子動力学計算)でやっている人もいるそうです.
| (筑波大のいとがさんとかくわしいかも)

もしref.がお手元にありましたらお教え願えませんでしょうか?
気が遠くなりますね。でもこれが正攻法ですね。

思うにいまあらゆる分野でNP問題が問題になっているとおもうのですが、
我々の科学全般、あるいは大きくみてこの文明の運命は
このような問題に有効な技術あるいは理論的革新ができるかに負うものが
あるのではないでしょうか。(但しこれが全てではないので問題を
数十から数百年先延ばしにするだけですが)
一時社会学、特に文明論に興味を持っていたものでそのような見方をして
しまいます。


| 細胞は系のstiffnessがものすごいので工夫が必要だという
| 指摘をいただきました。
|
| 飯田:
| 意味深なコメントですね.
| 彼のいうstiffnessとは,どういう意味でしょう.

一般的な意味でのODEのstiffnessをいったんだとおもいます。
というよりか、そのような内容の話をしていたので僕がそう言い換えた
んです。常微分方程式に現れる時間定数に微小なものがあると(幅があると)、
積分間隔を非常に小さくとらなければならなくなります。最悪の場合
ルンゲ=クッタ法等の一般的な数値解法は不安定になり解が求まらなくなります。
[Numerical Recepies]等の数値解法の教科書を御覧下さい。


慶應義塾大学s 環境情報学部 (Bioinformatics Lab.) ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
高橋 恒一
_____Kouichi Takahashi t94249kt@***.*** _______


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