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高橋@徹夜明けです。
> ちょっと大学のノートを見直してみました.要点は,次のようです.
>
> 1.見ている現象に対して積分時間が適切なら,定温,定pH等の前提の下で
> M.M.式の基本仮定は妥当である.
>
> 2.ATPの関与の有無,膜を介した反応だけが上の仮定を崩すとの飯田の
> 指摘は当たらない.
> (それ以外の反応でも拡散,輸送,散逸の有る場合が問題となる)
ふむふむ。たしかにそうですね。
さてどう扱うかですが、非平衡統計熱力学の方面からはどのように
扱うものですか?
> 余談ですが,(^^;)
> 酵素系には,フィードバックなど様々なコントロールメカニズム
> が付き物で,個々にM.M.式が拡張されていますが,
> それらの制御構造を一括して扱える方法が提案されているようです.
この方面はかなりサーベイしていたつもりだったのですが、
> {Hans V. Westerhoff and Karl van Dam, {it Thermodynamics and control of
> biological free-energy transduction}, Elsevier, Amsterdam, 1987.}
これは洩れていました。(もしかしたらメンバ(tomさん)がもってるかも
しれませんが)早速あたってみます。
もし各種の活性化、阻害機構さらにBi UniやUni Bi機構以上の次数の反応
を本当に一括して扱えるならば、かなり嬉しいです。
# タイトルではそういっている論文はいくつかあるのですが
# パラメータが数十以上必要になったり式が巨大になったりで
# 実用になるかはちょっと判断が難しいものが多いもので、、
実はこのWesterhoffという人にはお会いしたことがありまして、
E-Cellにもコメントをいただいています。
Metabolic Control Theory(MCT)関連で有名な方です。
ISMB-97で講演も聞きましたが(解糖系の振動の話などしていました)
かなり頭の切れる人で非常におもしろかったです。
慶應義塾大学s 環境情報学部 (Bioinformatics Lab.) ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
高橋 恒一
_____Kouichi Takahashi t94249kt@***.*** _______
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