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大戸 様
> あの考え方はオブジェクト指向の発展形としてのエージェント指向パラダCム
> と繋がっているように感じており、うまく切り分けられれば面白いシステムの
> 構築が可能ではないかと考えています。
エージェント指向とのつながりですか、面白い観点ですね。
オートポイエシスについては、別に項目を設けて議論するに値する
テーマだと思います。:)
> > 「ウエット」の意味ですが、現実の物質によるシステムを議論するという
> > 意味でしょうか?
>
> 済みませんでした。「ウェット」とはカーボンベースの生命システムにおいて、
> 水溶性の反応を基盤としていることから、「濡れた」というニュアンスで使っ
> てしまいました。
もちろん水溶液中での反応は重要ですが、私は水溶液中での反応だけに限らず
これから議論する生命が満たすべき条件の数々を物理的に実現しうるものならば
注目するに値すると考えております。その意味では、物質の表面だけで起こる
反応などにも注目しております。
私は、ケアンズスミスの遺伝的乗っ取りにでてくる鉱物起原説や、
{A.G. Cairns-Smith (1982), Gentic Takeoverand the Mineral Origins of
Life,
Cambridge University Press, Cambridge.}
この夏の生物物理学会の夏の学校の予稿集で見つけたWachtershauser
「表面代謝仮説」(まだ良く知らないのですが)なんかも面白いと思
っています。
(産業医科大学の西原先生のご紹介によると
科学 66巻9号641−646ページに紹介記事があるそうです。)
飯田@NEC
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"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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