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生命の起源 #30 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
30
DATE
09/08/1997 01:18:17 AM
TITLE
[life:000030] Re: 質問
AUTHOR
"KAWAMURA Kunio" <kawamura@***.***>
BODY


わからない用語などがあるので説明をしていただければ幸いです.

大戸様のメールから
1.「オートポエーシス」とは何ですか.
>命ないしは生きている状態というのは、次の項目で述べられているように
>多分に多階層的であり、「最小」ということは難しいでしょうね。私自身
>としてはマトゥラナ・ヴァレラ当たりの「オートポエーシス」なんかが好
>きですが、これも議論の対象になりえますね。

2.A-life,GAについて説明をお願いします.略号の意味が分かりません.
>「生きている状態」というキーワードに惹かれて、これを中心とした分野
>をあちこち観ていますが、なかなか大変です。生物をやってらっしゃる人
>からすれば、ドライライフ(コンピュータシミュレーション)に関して言葉
>通りドライであったり、また過度な期待を投げかけたりしています。一方、
>工学者から A-life に入った人は GA 特に遺伝子至上主義(ネオダーウィニ
>ズム)の影に囚われているようにも思えます(ちょっと極論気味 ^^;)。

3.清水さんとはどなたでしょうか.
>大学学部時代、真性粘菌変形体(モジホコリカビ)を用い、リズムを用いた
>情報処理過程の研究を行っていました。大学院修士時代、ニューラルオシ
>レータによる二足歩行ロボットを用いた多体における協調制御に関する研
>究を行いました。場の情報処理を提言された清水さんの系列と言った方が
>通るのではないでしょうか(結局脱落した形ですが...^^;)。

4.ネオダーウィニズムの用語は聞いたことはありますが,意図的に理解したことが
ないので簡単に説明をしていただければありがたいです.
>GAに対する輪講をきっかけとして、遺伝子の持つダイナミクスに傾倒して
>いったのですが、メンデリズムに疑問し、またネオダーウィニズムとも相
>容れない思いが募りました。元々の系列がそうだったからなのでしょうが、
>自己組織(崩壊)過程、そして、システムの多階層性が重要なのではないか
>と感じるようになって来ました。これはそのまま想発性ということばと同
>義であるかというと、まだまだ疑問視しています。

飯田様のメールから
1.Closureとは初めて聞きました.どのようなものでしょうか.
>と長いことにらめっこしてました。Closureの考え方なんかは、おもしろい
>んですが、具体性にかけるので、まだ完全に理解してません。
>Journal of origins of lifeで何年か前に、生命の定義に関する
>論文がでて、その中でオートポイエシスの有無を生命か否かの判断
>基準にしてはといっていたそうです。原論文が手にいったら、簡単に
>紹介いたします。

2.3番のセンサ,プロセッサ,アクチュエータ構造とはどのようなものかピンとこ
ないのですが,ご説明をお願いします.
>私は,生命システムは最低限以下の3つの条件を満たす必要が
>あると考えております.
>
>1.代謝系である.
>2.物理的境界で区切られた部分系である.
>3.センサ,プロセッサ,アクチュエータ構造を持ち,刺激に
>  対して反応する.

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川村邦男
大阪府立大学 工学部 応用化学科 応化第1
〒593 大阪府 堺市 学園町1−1
電話    0722−52−1161 内線2356
ファックス 0722−59−3340

Dr. KAWAMURA Kunio
Department of Applied Chemistry
Osaka Prefecture University
Sakai, Osaka 593, NIPPON (JAPAN)
TEL 81-722-52-1161 ext 2356
FAX 81-722-59-3340



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