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荒様 LIFEの皆様
> >遺伝子レベルでは,共生藻類の素性はわかっているが,遊離
> >状態の現物がみつからないとのこと.
> >(ちなみに,ハテナは,特異的共生藻類以外を取り込んだ場合
> >消化してしまうとのことです.)
>
荒さん:
> 捕獲が分裂のトリガーになっているというのは面白いですね。
> 遊離状態の現物が見つかれば、混ぜれば培養できるかもしれ
> ませんね。
飯田:
ハテナの体内には、捕獲された藻が確かに存在するのに、
それは、当初のサイズの数十倍にふくらんでいて、もとの藻と外見
上全く異なる形状になっています。
それから、顕微鏡を覗かせてもらって分かったのですが、
ハテナを含む砂の隙間には、それこそ「ごまんと」藻類やアメーバ
やら、ゾウリムシのようなものやら居るんです。渋谷駅前や新宿駅
なみの混雑ぶり。確かにこりゃ、同定がたいへんそうです。
(砂は、光合成装置である!という表現がふさわしいかも。)
海岸の砂を餌みたいに与えればいいのかしらん?
荒さん:
> 関係もHubと単純なNodeが存在するような、蛋白質間相互作用ネット
> ワークのような図が描けることになりますけど。
>
> 「環境ゲノム相互作用」とか大きなグラントのタイトルになりそうな
> 研究ですね。
飯田:
確かに、同じソフトで解析できそうですね。
荒さん:
> >5.共生体周囲の膜について
> 4重膜というのは一つの安定な形なんですかね。
飯田:
井上先生も謎だとおっしゃってました。
4重膜の内側の2枚の成分と、外側の2枚
の成分を比較するなどの実験が必要だけど、
まだ、そういうデータがないとのこと。
葉緑体については、内側の脂質構成が違うことが報告されているそうです。
共生がすすんでも、膜は identityを主張しているのが面白くないですか。
膜は、identity 最後のとりでなのかも。
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