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ＬＩＦＥの皆様
Scientific american 2005 pp.40-47 に地球は４５億年前にはマグマの海
だったかもしれないが，４４億年頃には，既に陸地ができるくらい冷めていたらしい
という記事がありました．
ウイスコンシン大学のJohn W. Valleyさんらのチームが，オーストラリアの
Jack Hills conglomerate（礫岩？）から得られたジルコンの結晶を分析した結果
です．放射性ウランと鉛の存在比から年代推定し，温度は酸素１８／１６の同位体
比から推定したようです．どうも温度が低いと同位体比（海水のそれとの比較
で表す．δ^{１８}Ｏ ）が高くなるようです．
マグマ（１０００℃以上）だと，だいたい５．３ぐらいなのが，それらのジルコン結
晶
は，７．５に達するものもあったそうです．それが何℃に相当するのか良くわから
ないのですが，どうも６００度?８００度の間らしいです．
素人の私は，まだ十分熱いように思うのですが，４０億年ごろまでは溶けていた
という，おおかたの地質学者の想像を超えて地球が急激に冷えていったことの
証明になるらしいです．
「急激な冷却」，組織化のゆりかごですねえ． 飯田一浩
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