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生命の起源 #1519 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1519
DATE
04/12/2004 09:25:26 PM
TITLE
[life:001519] スパムメール対策
AUTHOR
OAH <piyopiyo@***.***>
BODY


LIFEの皆様
スパムメール対策の一環として,登録アドレス以外からの
メールを無視する設定にいたしたく存じます.
問題がある場合は,今週金曜までに運営
life-admin@(以下投稿先アドレスに同じ)
までご連絡下さい.

なお,以下はseminarメーリングリスト
で見つけた記事です.ご参考まで
-----Original Message-----
佐野研セミナー@東大理のお知らせです.

皆様,奮ってご参加ください.

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日時:4月15日(木) 15:30?

場所:東京大学理学部1号館4階414号室

題名: ランダム反応ネットワーク系における
粒子数 VS 化学成分種数 競合の効果

講演者:粟津 暁紀 氏 (佐野研)

要旨:
生物の様々な活動は、その内部に存在する様々な化学反応
のネットワークによって支えられている。その内訳を見てみ
ると、非常に多種の分子(高分子)が存在していることが知ら
れている。一方、分子数はマクロな系と言える程多いわけで
はないようである。よって各々の個性や存在の有無が大きく
響くような世界であるようである。

このような分子数と化学成分種数が近いような世界では、
分子数が十分多いマクロな系に現われるものとはアウトプッ
トが異なるのでは?

そのような期待の中、粒子一つ一つが確率的に衝突し、反
応する、というようなルールに従う、相互触媒ランダム反応
ネットワーク系を用い、総分子数の「多い」場合と「少ない」
場合の挙動を追った。そして期待通り、同一の反応ネットワー
クであっても、1)総分子数が「多い」場合と「少ない」場
合で成分数密度分布が大きく異なること、2)総分子数が「少
ない」場合、分布が総分子数変化に対し敏感に変化すること、
が見られた。また、総分子数が「多い」、「少ない」の基準
が、成分種数およびネットワークの平均結合数から決まる値
との、相対的関係で与えられるものであることが判った。

粒子の少数性が及ぼす効果については、冨樫-金子(PRL 86
(2001) p2456 & JPSJ 72 (2003)p 62)による少数成分自己触
媒反応系を用いた先駆的な研究がある。本研究は(あわよく
ば)それらの成果も含めた一般化を目指したものでもあり、更
に進めて行くべき問題である。また、遺伝子発現分布等でよ
く見られるベキ分布(Furusawa et. al. PRL 90 (2003) p088
102 等)の発生についても、多少コメント出来たらと思う。
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連絡先
村山 能宏 (Yoshihiro Murayama)
E-mail: murayama@***.***
Phone: 03-5841-4183
東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 佐野研究室



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