長期作用型のフィラリア予防注射薬について(2021年7月現在)

当院では現在、次の理由により「長期作用型」フィラリア予防注射薬をおすすめしておりません。ご了承のほどよろしくお願いいたします。

お薬を飲ませられなくてお困りの飼い主様には、代替案がございます。お気軽にご相談ください。

当院がおすすめしていない理由

年1回の注射で済むことは飼い主様にとって大きなメリットです。
次の事柄とのバランスを十分検討された上でメリットが デメリットを上回る場合にお選び下さい。

■ 副作用

現状では、他のお薬の方がより安全と思われます。副作用・死亡例が、既存のフィラリア薬よりも多いことがわかってきました。副作用の発生メカニズムもまだわかっていません。

■ 作用期間

この薬は12ヶ月作用することが期待されていますが、フィラリア予防薬が必要な期間は、通常それよりも短いので過剰です。つくば市北部では例年7ヶ月で終了しますので5ヶ月分多く作用することになります。

■ 併用情報

他のお薬と併用してよいかに関する情報が不足しています。この注射薬の併用注意情報(飲みあわせとお考えください)は、まだ十分には得られていません。このお薬を注射した後に、別の病気になった場合、 獣医師は病気の治療薬をこのお薬と併用してよいか迷うことになります。一度接種すると12ヶ月この問題がつきまといます。

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