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荒様 LIFEの皆様
(つづき)
渡辺さんの話によると,古細菌と真正細菌のゲノムを様々な
角度から比較した結果その共通祖先のゲノムは,機能がさだ
かでない1/3の遺伝子を含めて約700の遺伝子からなっ
ていたと推定されるとのこと.しかもその数は,寄生性の
生物が持つゲノムよりは多いとのこと.
ゲノム情報(配列)から,生命に不可欠な「機能」を推定
してもらえんじゃろかという,筆者の期待に即して上記
を解釈しますに.
1.既知のゲノムの共通配列が,生命の最小ゲノムセット
というのは間違い.
(捨てられる遺伝子があるらしい.)
2.古細菌と真正細菌の共通祖先以前,もっと原始的な生命
があったとしても,それ以上はさかのぼれない?.
(700ものセットがいちどきに得られるとは考え
にくいので,もちょっと増減した時期があったでしょう.
でも一番古い型と思われる古細菌を使ってもとなると
それ以上のさかのぼりは無理なのかな???)
っていえるのかな.どうでしょね.
そいから
その700の遺伝子の代謝マップが掛けるとおもしろいですね.
(先のアルゴンヌのWITプロジェクトにかけると
どーなるんでしょう??)
飯田@NEC基礎研究所
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Kazuhiro Iida, "Life and Evolution '98 --> "
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305-8501 Japan.
Phone +81(298)50-1142, Facsimile +81(298)56-6136.
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