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生命の起源 #915 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
915
DATE
09/21/1998 06:51:51 PM
TITLE
[life:00915] 「研究会のお知らせ」
AUTHOR
Shoichi KAI <kaitap@***.***>
BODY


生命の起源研究者の皆様:

 日本液晶学会で行います生命関連の研究会をご案内したいと存じます。もちろん
液晶学会会員以外の方のご参加もできますので、ご興味をお持ちの方はぜひご参
加下さいますようお願い申し上げます。

日本液晶学会
液晶物理・物性研究フォーラム 主査
甲斐昌一(九大・工)


******1.液晶物理・物性フォーラム研究会のお知らせ******

 
生体関連・リオトロピック液晶フォーラム第1回講演会
(共催:液晶物理・物性フォーラム)

テーマ: リオトロピック液晶の科学 ?
       紐と膜 −超分子リオトロピック系の最近の話題−

日時:  1998年11月27日(金) 9:00?17:00位

場所:  理化学研究所仁科記念棟仁科ホール
(埼玉県和光市広沢2−1,最寄り駅は東武東上線和光市駅)

参加人数:100名程度まで

講演会予定:

岡野光治(東京大学)
はじめに

1.棒状リオトロピック液晶と強誘電性
竹添秀男(東京工業大学)
ポリペプチドリオトロピック液晶における直接型強誘電性
植松淑子(東京工芸大学)
棒状高分子リオトロピック液晶の物性
-ポリペプチド溶液の誘電性-
木村初男(福井工業大学)
棒状高分子リオトロピック液晶のスメクチック相、コラムナー相
−エントロピーが作る秩序と強誘電性−
寺本明夫(立命館大学)
半屈曲性高分子リオトロピック液晶の安定性-実験と理論
−分子間斥力・引力・カイラル相互作用−

2.紐状超分子
伊藤耕三(東京大学)
ナノチューブと高分子がつくる紐状超分子システム

3.2分子膜リオトロピック液晶
宝谷紘一(名古屋大学)
リポソーム(人工膜小胞)の動的形態形成
末崎幸生(佐賀医科大学)
脂質2分子膜の力学エネルギーの理論的基礎と観測諸事実
−レーザートラップによる膜の変形(パーリング不安定性)−
山本 潤(東京大学)
液晶エマルジョン
−液晶の欠陥と超分子間長距離相互作用−



第1回生体関連・リオトロピックフォーラム講演会のテーマ

液晶と生物のかかわりは,報告された最初の液晶が神経のミエリン鞘由来のリ
オトロピック液晶であったように,深いものです.そして,今日生命活動の根
幹をになう生体由来の多様な分子あるいはそれらの作る超分子構造体が,リオ
トロピックな液晶秩序を示すことが知られています.このような系の性質は,
複雑流体としての振る舞いに関わる物理的な興味をひくと共に,生体膜系に代
表される、そのメゾスコピックな構造の持つ機能の理解を通して生物学的な興
味の対象でもありますし,また生命を育む環境とのコンパティビリティに富む
効率的な技術,バイオミメティックテクノロジー,の開発につながるものとし
て化学,工学,薬学などの諸分野に密接に関わるものです.生体関連・リオト
ロピックフォーラムでは「液晶」をキーワードに様々な切り口からリオトロピ
ック系を取り上げていきます.今回の講演会は,一次元(紐あるいは棒)およ
び二次元(膜)超分子構造体のリオトロピック系を主役に最近の話題を取り上
げました.それらは,1)棒状超分子リオトロピック液晶の強誘電性に関する
実験的知見とその理論的背景,2)紐状超分子リオトロピック系の「分子ネッ
クレス」に関する話題,そして3)2分子膜およびその積層リオトロピック液
晶系の形態と秩序構造に関する話題です.多くの方々のご参加をお待ちしてお
ります.今回の講演会は,やや物理的な側面に重点を置きましたが,本フォー
ラムでは,今後生物由来の分子・超分子の示す液晶秩序は生命現象となんらか
の関わりがあるのか?」といったテーマなど,科学諸分野をクロスオーバーし
た話題を取り上げていく予定です.

参加費:(当日徴収)
正会員 2,000円
学生会員 1,000円
非会員 4,000円
非会員学生 2,000円

なお, 準備の都合上,下記により,あらかじめ講演会参加申込みをお願いい
たします.
申し込みは,
(1)氏名
(2)所属
(3)正会員・学生会員・非会員・非会員学生の別
(4)連絡先(勤務先または自宅)〒番号・住所・電話番号
(5)E-mailアドレス
(6)昼食券の要・不要
(研究所内のすべての食堂で現金は使用できません。昼食券のない場合は構内
のコンビニエンスストアーで弁当を購入するか、研究所の外のレストラン・食
堂を利用することになります。昼食券は500円程度で、構内広沢クラブ第2
食堂を利用します。)

を明記の上(フォーマットは自由)
(a)生体関連・リオトロピックフォーラムメーリングリスト宛
(b)下記住所宛,郵便,E-mailアドレスあるいはFAX
   郵便:
〒812-8581 福岡市東区箱崎6丁目10-1
九州大学大学院工学研究科 物理デバイス工学講座
日高芳樹
 e-mail : shfttap@***.***
   FAX : (092) 633-6958
のいずれかの方法で、11月17日(火)までにお申し込みください。 

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Shoichi KAI (Appl.Phys.Prof.)
Kyushu University 812-8581
Department of Applied Science
JAPAN
Tel:092-642-3814
fax:092-633-6958
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