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生命の起源 #896 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
896
DATE
08/31/1998 12:08:09 AM
TITLE
[life:00896] Re: Fractal Makes Life
AUTHOR
kawamura@***.*** (KAWAMURA Kunio)
BODY


早さん,Lifeの皆様.川村です.

>>フラクタルな鉱物が情報を保持できるということはどういうことか.

>「時間をかければフラクタル表面での有機物の利用をより複雑なもの
>にしていくことが可能になる」と、仮定しましょう。(仮定A)
>
>そしてどんどん有機物の利用テクニックを向上させ、淡水よりへ「生
>存範囲」を広げていきやがて、
>「有機物の増殖反応サイクルをおこせる物質の組み合わせを見出すこ
>とができた。」と仮定します。(仮定B)
>
>この物質の組み合わせは、時間をかけてフラクタル鉱物が見出したも
>のという意味で、「環境によって選ばれた」情報になると思います。
>
>ゼロテクで作られる子孫に1セットでもこの組み合わせが引き継がれ
>れば、物質の組み合わせ自身が増殖できる為、引き継がれるものが薄
>まるという心配はなくなります。
>したがってこの場合ゼロテクでのコピーより情報量が明らかに多いと
>いう意味で「イチテク」と言っても良いと思います。
>
>そこで問題は以下の3つになります。
>仮定Aは本当か?
>仮定Bは起こりうるか?
>「イチテク」は遺伝情報を伝えていることになるか?
>
>私は全部イエスのような気がするのですがどうでしょうか?

これらの2つの仮説が成り立てばフラクタル鉱物でなくても同じ結論が導き出される
と思います.問題とするところは,フラクタル鉱物なら,なぜこれらの仮説が成り立
つと考えられるのかということではないでしょうか.
また情報という意味について,増殖があっても複製でなければ,遺伝情報と言う意味
の情報は保持されいないと考えますがいかがでしょうか.

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川村邦男
大阪府立大学 工学部 応用化学科
〒599−8531 大阪府 堺市 学園町1−1
電話    0722−52−1161 内線2356
ファックス 0722−59−3340

Dr. KAWAMURA Kunio
Department of Applied Chemistry
Osaka Prefecture University
Sakai, Osaka 599-8531, NIPPON (JAPAN)
TEL 81-722-52-1161 ext 2356
FAX 81-722-59-3340

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