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川村様 LIFEの皆様
早速ご指導ありがとうございます.
川村さん:
> が10のマイナス89乗気圧(摂氏25度)ぐらいにならないと,二価の酸化鉄は平
> 衡論的には存在しません.もちろん局所的な還元条件を考えれば2価の酸化鉄が生成
飯田:
これは凄い薄さですね.(金魚があっぷあっぷする程度と桁がちがう)
ということは,陸に近い海洋表面でできたゲーサイトはそのまま海洋底でも安定
に存在
できますね.(凝集沈殿して海底へ)
...ん! ちょっと,待って下さい.ということは,酸素分圧が「かなり」低
くても
3価の鉄がが生成するということになりますね.
光合成植物による大量合成でなくても,何か紫外線の光化学反応みたいの(具体
例
が浮かばないのは不勉強の賜)でもいっちゃったりして.
川村さん:
> することもあり得ます.ちなみにマグネタイト(ヘマタイトより還元されている)は
> 酸素分圧が10のマイナス68乗ぐらいになるとヘマタイトから生成します.
飯田:
ということは,地層からでてくる鉄化合物が
1. 3価の鉄の化合物だった場合,
☆→ 生成後,酸素に触れなかったことが明らかな場合(水と接触してない
とか)
なら酸素分圧比較的高かった言え
→ 触れた可能性がある場合,もとは2価に近い酸化鉄化合物だった可能
性も残り,
2. 2価の鉄の化合物だった場合,
→ 何らかの還元作用を受けた場合,元は3価だった可能性が残り,
☆→ 還元作用をうけていない場合は,生成時の酸素分圧が比較的低かった
と言える
(☆の場合が,信用できる場合.)
という具合に判断すれば良いのでしょうか.
飯田@うわー.化学も,どしろーとになってしまった.
--
Kazuhiro Iida, "Life and Evolution '98 --> "
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