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飯田様 LIFEの皆様、山口智彦です。
>(つづき)
>
>>山口:
>> グリーンランドのイアス地方で発見された世界最古の縞状鉄鉱層の年代
>> は約38億年前に遡るそうです。つまり酸素は38億年前に、何らかの
>> 理由(生物由来であると良いですね)で、少なくとも局所的には出現し
>
>飯田さん:(ええと秋山先生によればイスア??でしたっけ ^^;)
>さらにええと,そこの鉄鉱って三価の酸化鉄でしたっけ?2価の酸化鉄なら
>生物由来酸素じゃないかもしれません.( ^^;)
山口: あはは、ご免なさい。イスアですね。さてそのイスアの酸化鉄ですが、
2価の酸化鉄なんですか?水中酸素が使われたのではない、ということ
でしょうか?もう少し情報があれば教えて下さい。
>飯田さん:
>山口さんとは,この前から生命という概念は何種類かあるという議論
>をしてますよね.我々が知っている最も大きな生命,生命圏Biosphere
>あるいは地球生態系のnativeな遷移スピードやサイズを考えて
>みますと,プレートテクトニクスとかのそれと同じオーダーのようです.
>(今度ちゃんとスレッドを変えて議論しますね.)
>それから多分,生命概念ごとに The day of origin があるでしょう.
山口:
私はどちらかといえば通常の生物に関して、時間スケールとその特性(属性?)
の関連、というか違い、という方に興味があります。「いきているような」
という生命的な感触はBZ反応で十分楽しんでおりますので。申し上げた
かったことは、やはり生命の起原論争では境界条件や初期条件がきちんと設定でき
ない(ダイナミックに変動している)ようだという点です。私は分岐点近傍に
おける対称性の破れという視点から化学進化に取り組むつもりなのですが、境界条件
や初期条件が変動するか否かでアプローチの仕方はがらりと変わります。
>
>>山口:
>> なお、科研費研究の中に「全地球史解読」(代表・熊沢峰夫・名大教
>> 授)なるものがあり、その中間報告書も甲斐昌一先生から頂いている
>> のですが、怠け者故まだよく眼を通しておりません。この中に何らか
>> のヒントがあるかもしれないと思って見返しているところです。
>
>飯田さん:
>あ,私にもみして下さい.
山口:
はい、お近くですからいつでも。
なお、この件に関して古瀬慶博さん(三菱スペースソフトウェア(株))から
個別にメールを頂きました。個別にお知らせいただいた理由は、すでにLIFEに
ポストした記憶があるので、とのことでしたから、頂いた情報をここでコンパ
クトにご紹介するのはかまいませんよね。
古瀬さん、改めて有り難うございました。
>古瀬さん:
> 縞縞学こと名古屋大に戻られた熊沢先生の「全地球史解読」は3月に京都で
> 最終報告会を一般公開して科研費の研究は一段落されたと伺っています。
> 最終報告書はお知り合いの先生にコンタクトされれば入手できるのではないで
> しょうか?
> それから広報担当の瀬野さん@東大地震研によると
> http://www.comp.metro-u.ac.jp/~masudako/DEEP/
> にNewsLettersを公開しています。
山口:このホームページとリンク、なかなか興味深いものでした。
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