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飯田様、ＬＩＦＥの皆様
生塩＠慶大 です。
> 飯田さん：
> 拡散の件は，海洋部の地殻は，地球内部（生命に取っては煉獄）へのベルト
> コンベアーですから，拡散しないとなると初期の地殻内生命は完全に失われ
> ていることになって寂しいのでした．(;_;)
生塩：
なるほど。そういう懸念でしたか。そうだとすれば、確かに寂しいですね。
拡散しているようには思いますが。
> 飯田：いえいえ，圧力が高くないと増殖「できない」好圧性の細菌がいると
> いうことです．それから私の理解では，冬眠している細菌と，その好圧性の
> 細菌はべつものです．:)
生塩：
失礼しました。それなら分かります。
冬眠している細菌と好圧性の細菌は、もちろん別物でしょう。
好圧性の細菌というのは、好熱菌と比べると格段に調べにくそうですが、
生命活動をしている状態などでもよく調べられているのでしょうか？
以前の野田さんのお話だとタンパク質の圧力がかかった状態での測定は
難しいということでしたし。好圧性の細菌が、常圧になると死滅するの
ではなく休眠する性質をもっていれば、実験室に持ち込むのは容易でし
ょうが、再び圧をかけて生命活動をさせ、それを調べるのは難しいよう
に思います。何かうまい手でもあるのでしょうか？ 死滅した細菌から
は、既にかなりの知見が得られているのでしょうね。
では。
Aug. 20, 1998
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