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生塩さん、LIFEのみなさん、中川@kyutechです。
> 生塩@慶大 です。
この間、省略いたします。
> なるほど。「総和としての熱耐性」ですか。でも、どう考えれば
> いいんだろう? 少なくとも、平衡状態を考えてたんじゃ駄目そうな
> 気がします。
> 高温環境下で生育している古細菌もそうなのかも知れませんね。
簡単なモデルとして、タンパク質複合体の安定性は考えられない
でしょうか。
複数のサブユニットからなるタンパク質複合体があり、あるサブ
ユニットの立体構造が多少崩れても隣接するサブユニットが正常
なら元の立体構造に戻れるとすると、サブユニットと複合体の
変性条件はかなり異なったものになると思います。
例えば、一定時間後にサブユニット単体なら半分が変成する条件
でも、3量体になっていると8分の1しか変成しません。
このように変成速度を遅くして稼いだ時間で、新たなサブユニット
を生合成していけばエネルギー効率は悪いですが生きてゆけるのでは。
> ところで、
>
> 1) 細菌(痕跡ではなく)の化石が見付かったというとき、どうして
> それが細菌(生物)だと分かるのでしょうか? 形態からでしょうか?
>
> 2) それが見付かったとして、それから何が分かるのでしょうか?
> 年代が特定されるのと、可能なら大まかな形態といったところ
> でしょうか? タンパク質やDNAまで知り得るという話も聞
> いたことがあるのですが、本当でしょうか?
>
> どなたか教えて頂けると、うれしいです。
>
化石は、生物などを構成している有機物が生体の形を保ったまま珪素
などに置換されできます。保存されるのは形態だけですから、形態で
判断するしかありません。しかし、恐竜の化石にはDNAが残っていると
いう話もありますから、細菌の化石にもDNAが残っているかも知れません。
見つけて大まかな形態が分かれば、少なくともその時代までにどこまで
進化していたのかが分かります。それは進化の物的証拠として大変重要
です。
中川 裕之 hiro@***.***
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