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圧力と温度の両方を変えての実験はあまりないかも知れませんが、圧力をかけてタ
ンパク質がどうなるかということは相当実験されています。圧力のかかった状態で
の測定は難しく、圧力を戻してからの測定がほとんどです。光学的に測定できる性
質などから推定はできるはずですがタンパク質と光学的性質との関係は経験的なの
で実験室とは違う環境には外挿が困難です。エントロピーもエンタルピーも大きな
値の小さい変化なので、差を正確に知ることは難しいことです。酵素の活性なども
圧力をかけた状態での測定はできないことはないかも知れませんが、難しそうです
。 野田春彦
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> 差出人 : NAKAGAWA Hiroyuki <hiro@***.***>
> 宛先 : life ML <life@***.***>
> 件名 : [life:00842] Re: [Fwd: タンパク質の熱力学]
> 送信日時 : 1998年8月12日 19:36
>
> 飯田さん、LIFEのみなさん、中川＠ＫＩＴです。
>
> > いろいろ調べてみたのですが，蛋白質の安定性と圧力の
> > 関係は，ほとんど見つかりませんでした．(;_;)
> >
> > (もしかすると，その関係を調べること自体，新しい研究
> > テーマになりえるのではと思ったりしています．)
> >
> > ＃文献みつかったら教えて下さい．．うるうる．
>
> 安定性と圧力ではなく、逆もまた真なりでタンパク質の圧力
> 変性を調べられてはいかがでしょうか？
>
> 最近では、
> Kunugi S, et al.
> The effect of high pressure on thermolysin.
> Eur J Biochem. 1997 Sep 1; 248(2): 567-574.
> という論文があります。
>
>
> 中川 裕之 hiro@***.***
>
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