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前田です。
>こんにちは.:) ご指導ありがとうございます.
いえ、間違っていたらごめんなさい。(-_-)
おかしなところがあったら、どんどん訂正してくださいね。
>飯田:
>遺伝子配列 → 蛋白質機能という単純な図式でなく,
私の見通しでは、これはおそらく今後10年のうちには無理でしょう。
もしかしたら20年後でもまだ駄目かもしれません。
実は最初、これをまともにやろうと思ったのですが、いろいろと調べてみて
まだその段階ではないという結論に達しました。それで今は、研究としては
もうちょっと勝算のありそうなことに手を出しています。
#でもやっぱりうまくいかない。(^^;)
>新しい蛋白質の分離 → アミノ酸配列の決定 → cDNA配列の決定
>
> ↓ ↓
>
> 機能の特定 ------------------------ 相同性の高い配列の検索
> ↓
> 配列と機能の対応決定!
>
「新しい蛋白質の分離」→「機能の特定」の矢印はまだつながらないように
思います。実はここのストラテジーの構築が最も難しいでしょう。
>といったストラテジーで,機能未知の遺伝子配列からというよりは,やはり
>蛋白質の分離からスタートするわけですね.
ここでちょっと前提とする知識をまとめておきたいのですが・・・。
#足りないところがあれば補足してくださいね。
(1:生化学・分子生物学的研究の流れ)
求める機能
↓
蛋白質の分離 → アミノ酸配列 → cDNA配列 → 調節領域配列
の決定 の決定 の決定
↓ ↓
データベース化 データベース化
(SwissProt, PIRなど)(Genbank, EMBLなど)
(2:ゲノム研究の流れ)
DNA配列 → 染色体上の → データベース化
の決定 位置の特定 (ACeDBなど)
↓
配列がコードする蛋白質について → 機能の推定
データベースに対する検索
(Genbank, EMBLなど)
(SwissProt, PIRなど)
(3:構造生物学的研究の流れ)
配列の決定された → 立体構造解析 → ミューテーションなど
蛋白質 ← による機能改変
↓
データベース化
(PDB)
という感じでそれぞれの流れが独立していました。このうちの1と2を使って、
(プロテオーム研究の流れ)
ある条件で発現される → アミノ酸配列
蛋白質の分離 の決定
↓
データベースに → 蛋白質の同定
対する検索
(SwissProt, PIRなど)
なのだと理解しています。
#もし違ったらどなたか訂正してください。(-_-)
>そうしますと,proteomeの中心技術は(少なくとも現在は)電気泳動と
>言うことですね.
メインは電気泳動も含めた蛋白質の分離技術とアミノ酸のシークエンスではな
いかと思います。
ではまた。
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MAEDA Miki
(- -) mmaeda@***.***
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