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木賀様 LIFEの皆様
こんにちは. ご指導ありがとうございます.
> 川村さん>> 核酸,特にRNAに含まれる各塩基の生体中における存在量(割合)について,一
> >> 般的あるいは詳しい報告をご存じの方がありましたら,教えて下さい.
飯田:
木賀さんのご指摘でわかったのですが
わたし,RNAとDNAを取り違えてしまったようです.川村さん,申し訳ござ
いません!
木賀さん> 見返していて、82ページにずばりの表を見つけました(大腸菌では
A、C、G、U
> が24、22、32、22%、他に5種の生物が書いてあります)細胞のRNAの85
> %がリボソーマルRNAであるのために、RNAの塩基組成が偏るらしいです。真核生物で
飯田:
(それでも,A+U,C+Gを計算すると46%,54%で,ほぼ50%に
なるのは何故??)
木賀さん:
> 話が前後しますが、ゲノムに対するAT/GCプレッシャーについて何かご存じの方は
> いらっしゃいませんか?古沢・土井先生のお仕事のさわりや、ミトコンドリアでのDN
> A複製時のCの脱アミノ化によるATプレッシャーがあること、好熱菌では熱安定性が
> 重要になるので(DNAの複製時の偏りか、淘汰の結果かは存じませんが)GCプレッシ
> ャーがある事を知っていますが、原著論文・総説を読んだことがないので、現在のこ
> の分野の動向については私は知識が足りません。
飯田:
ちょっと面白いなと思いつつ,読んでなかった総説を紹介します.
{Gillespie, J. H. The causes of molecular evolution,
Oxford University Press, Oxford, 1991}
の83−104頁が参考になるかも.
それから,またまた,思いつきですみませんが
分子進化リアクターで,人為的に色々なAT/GC選択圧をかけることで
コドン自体の進化を再現するという実験やっちゃえばいいんじゃないでしょう
か.
(実験の難しさを知らない人間の戯言)
飯田@NEC
--
"Life and Evolution '98"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305-8501 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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