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荒@京大農です。
飯田さん:
>Webで検索されると,心理方面の用語としてたくさんでてきますが,
>私は,行動学で聞きました.
アフォーダンスは人間工学の分野でも使われているようですね。
ありがとうございます(検索してみました。)
>おっしゃるように,物理的クライテリアは系とは完全に独立です.
この走化性をしめす部分系は、エサ?と相互作用する内部構成要素
、つまりエサ物質以外の因子をもっているのですよね、つまりこの
空間にはエサ以外の物質的要素はあるのですよね?その場合で、
物理的クライテリアはそのエサを含む物質的な要素とは独立、という
ことでよろしいのですね?
>組織化のエネルギー地形に関しては,縦軸に相当する指標が何か
>わからないこと,その指標以外の指標を選んだ場合,荒さんのお
>っしゃるように時間とともに地形がどんどん変わることから,
>具体的にエネルギー地形というわかりやすいモデルを作ることは
>困難に思えます.(書けたら凄いですが.)
>
>当面,物理的クライテリアに対する適合度を,その縦軸であると仮定
>して仕事を進める.というのが,部分系の組織化に関して当方にでき
>るアプローチです.
部分系群の解析、ということでしょうか?ある物理的クライテリアか
ら生成する部分系が、ある時点でもつ領域内部の構成要素や、エサと
の相互作用が、何種類か考えられた場合、それらの相互作用のひとつ
をとってきて、そのパラメーターがあればそれをX軸、そのときの相互
作用の強さをZ軸、時間をY軸とかにして、構成要素、エサをプロット
しているというイメージだったのですが。もちろん「ある」物理的ク
ライテリアからくる部分系に限定してしまっているお話です。
>山形のポテンシャル地形のイメージが提出された理由は,それが理解しやすい
>という理由だけだと思います.
僕の場合はそれはあります。実際数式をきちんとは展開できないので
イメージで追わないといけない部分がありますので。
>先のメールで,縦軸がわからないと書いた理由は,組織された状態と
>いう状態が単一の物理量というよりは,複合的な量に思えたからです.
僕の場合は、「組織された状態」は複雑な相互作用をしている構成因子
群が存在している、と考えていて、それならいくつか量をとって(全て
ではなく)プロットしてみたらどうだろう、というものです。ところで
「物理的クライテリアに対する適合度」とは、部分系の境界あたりで、
領域の内側は適合度がぐっとあがっている、ということでよいのでしょ
うか?それとも以前いわれたいろいろな物理的クライテリアの階層(ツリ
ー)モデルのような、いろいろな物理的クライテリアの部分系を相手に
したお話だったのでしょうか?
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荒 武 (Takeshi Ara)
京都大学 農学研究科 農芸化学専攻 植物栄養学研究室
Tel : 075-753-6108 FAX: 075-753-6128
e-Mail : ara@***.***
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