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松浦@JTS研究部です.
At 14:03 1/26/98 +0900, Kazuhiro Iida 飯田一浩 NEC基礎研究所 wrote:
>松浦さん:
> 私が意図しているのは,環境と進化集団の時定数の差があまりないような
> 状況でも,あるクラスの環境ではうまく適応できるような進化メカニズムです.
>
>飯田:
>それは,時定数でみると,宿主寄生体関係のシミュレーションに
>近いかもしれません.
なるほど.そういえば,人工生命にはそのような研究をしてる人も
いましたね.
ちょっと前に,学会誌か何かで見たのですが,地球上のあらゆる生物を
寄生体とみる考え方があるそうですね.で,この場合の宿主というのは
環境で,環境もまた,生物とともに進化しているという共進化を考える
のだそうです.
もちろん,ある生物一個体から見ると他の個体もすべて環境なわけですから,
たしかに環境が進化しているという言い方ができそうですね.
こう考えると,遺伝子とは何も生命体の内側だけにあるのではなく,
外側にも普遍的に存在するものなんじゃないか? なんて気がします.
これはもはや,遺伝子とは呼べない類のものですが.
□■ 松浦 賢一 (株)ジャパンテクニカルソフトウェア 研究部
■□ matsuura@***.*** Reseach Department, JTS Co., Ltd.
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