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松野先生 LIFEの皆様
>飯田:
>2. 方程式の形式自体が変わることがあり得るとして,
>$dot{x} = f(x,t) -(3) $ (fは,ある関数)
>と書いたといたしまして,
>$dot{x}$を現在進行形と呼んで良いでしょうか?
松野先生:
どのような運動過程であれ、その運動の成り立つ
現場は進行形である筈です。ところが、現在進行形
は極めて言い辛いものです。
中略....
(3)式はその一例)、進行形が一体何ものなのか
を明かしたことにはなっていません。
(運動微分は微小時間で隔てられた相異なる二つの
現在形が準備されて初めて可能)
進行形にある運動に記述でもって接近する際、現
在形から出発してよい、とするのは極めて限られた
場合にのみです。
飯田:
進行形は,...確かに表現しにくいです.しかし,我々が,
「進行形」
と書いて,コミニケーションが成立したと思っているのと
同様に,ある事物の進行形(あるいは進行状態)を
「 y 」
と書いてもいいのではないでしょうか?
もしそうなら,y は何らかの形で ある時間 T (あえてtと書きま
せん)に依存するはずで,T がtで計ってどのように伸縮しようとも
逆行することはありませんから,我々が認知できる現在形の事物を
「 z 」
と書けば
$z = z_{0} + sum_{0}^{T} y Delta T$ -(4)
なる関係づけが可能ではないでしょうか?
このレベルでは,何も難しいことは無いように思えます.
飯田@NEC
--
"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305-8501 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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