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高橋様 LIFEの皆様
飯田:| Kcatから 1ms を導かれた根拠をお教えいただけると,もう少し
| 具体的にお答えができるかと思います. :)
高橋さん:
そこで、標準的な酵素のKcatの値を調べてみると、1 から 10^-7 [s^-1]
程度がほとんどでした。
飯田:
(Kcatは,酵素,基質によって10^8倍違うというのが定説のようですから,
Kcatの平均 -> 1ms はあまり,説得力が無いような...(^^;) )
むしろ, ES が定常になるのにかかる時間(M.M.の仮定が妥当になる時間)
とかの方がネックでは?
高橋さん:
DNAやRNAとタンパク等とのバインディングや、膜タンパク
等の複数の部品から成る分子の形成に関してはDynamic Programmingで
迅速平衡を仮定してしまったほうがいいということにしました。
飯田:
このDynamic Programmingですが,音声認識とか,遺伝子配列のアラインメント
で使うあのDynamic Programmingですか??? イメージが湧きません.
どんな風に使っておられるのか,簡単に教えていただけないでしょうか.:)
飯田@NEC
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"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305-8501 Japan.
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