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高橋です。
大雪ですね。このまえの二度の雪は秋田出身の僕などにとっては
大雪でもなんでもなかったんですが、今回のはたしかに大雪の部類に
入れていいとおもいます。
# 明日学校いけないとさらに卒業が遠のく、、
| 1.
| 高橋さん: k3
| <---> [E ATP S] <---> [E ADP P] <--->
| k-3
| 飯田:は,
| k3
| <---> [E ATP S] <---> [E ADP P S] <--->
| k-3
| のことでしょうか?
単純化のためphosphorylation 等が念頭にありましたので、SはPに変換されます。
もし上の[E ADP P S]のPがProductではなく本来のPの意味でしたら、
そのとおりなんですが。
| 2.
| 高橋さん:
| k3に対してほかの反応速度が十分に迅速であり、..
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| 飯田:
| k3に対応する反応が律速段階で,この段階に対する平衡を仮定して
| M.M.式を書くと...という意味でしょうか?
k3以外の反応が迅速平衡の状態にあるので、ES complexおよび
EP complexの濃度が決定でき、そこでこれらの濃度とk3の値のみから
反応全体の速度を近似できるということです。M.M.式の場合は
k-3を考慮していませんからEP complexは関係なくなりES complexのみ
が問題になります。
| 飯田:
| いえいえ,深い意図はありません.M.M.式が順方向の反応速度と
| 逆方向の反応速度が等しいことを仮定しているということを言
| っているだけです.上の例でいうと,もし k-3=0 なら
| [E ATP S]とか[E ADP P S]とかが0でないとすると
| k3=0 でなければなりません. :)
そういうことはないとおもうのですが、、M.M.式自体は不可逆反応しか
考慮していません。可逆反応に拡張がおこなわれたのはしばらく後のことで、
この場合式の形がかなり違います。
# 我々のあいだになんらかの誤解があるようですね、、どこでしょうか、、
| 例によって余談ですが,
| 非可逆反応を引き起こす物騒なATPがなぜ安定に存在できる
| かというと,Mg2+イオンと配位してリング状の安定構造をとっている
| からです.
解離定数が10^-5程度ですからかなり安定な構造ですね。
ATP-Mg2+ complexがそのままtrue substrateとなる反応もある
ということがSegelのEnzyme Kineticsに書いてありました。
慶應義塾大学s 環境情報学部 (Bioinformatics Lab.) ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
高橋 恒一
_____Kouichi Takahashi t94249kt@***.*** _______
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