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磯崎先生から論文の別刷りをいただきました.
要点は,
ピルバラ地塊のストロマトライト状鉱物は,深海底でできた
もので,光合成する藍藻が作り出したものとは考えられない.
(主な理由:陸生の岩石に見られる,粗粒の陸源砕屑粒子が
まったく見られない.)
細菌の化石を含むチャート層は,熱水起原である.
(主な理由:地質学的知見の一致. 専門用語が多くて..
簡単には説明できません :)
一気に読破したくらい大変エキサイティングでした.
いつの日か,その35億年前の細菌の化石を見せてもらえる
日を夢見ています.
本論文は,もうすぐ出るとのことですが,
Amer. Geophys. Union '97 Dec の Proceedings の概要,
そして
{磯崎行雄ら,35億年前最古ストロマトライトの正体 -
西オーストラリア,ピルバラ産,太古代中央海領の熱水性堆積物-,
地球 Vol. 17 No.7 476-481.}
を送っていただきました.特に後者は,大変わかりやすく解説して
おられます.
飯田@NEC
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"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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