|
高橋 様 LIFEの皆様
こんにちは,飯田です.
飯田 | 分子生物学会での反響はいかがでしたか?
高橋さん> 偶然にも京大の荒さんとビールを飲みながらお話しをする機会が
飯田:ああ,いいですね.LIFEのメンバで忘年会したいです.:)
中略.
高橋さん> 「そんな研究意味がない」 と否定的な立場の意見がもしあれば
議論も深まるし勉強にもなったかな、と少々残念な気もしてはおります。
飯田:実際,白倉さんのように,ズバリ異論を挙げてディベートができると,
研究の意義も明確になりますし,内容も深まりますよね.
中略.
高橋さん> E-Cellで得られた時系列データを線型予測モデルや
ウェーブレット解析で処理してインパルス応答等を抽出し、
物質間あるいは反応間の相関を数値化することができないか
と考えています。
飯田:というか,E-cellなら解析するより,いきなりインパルスを入れてみて
特性が得られますよね.その辺がE-Cellの強みだと思います.
もちろん,E-cell は1点に全ての代謝系を押し込めたモデルですから
実際には起こりえない相関が生じる可能性はありますが,最初だからバンバン
やってみていただくと,ギャラリーとしてもわくわくします.:)
高橋さん> 卒業が危ない学部生が割けるエネルギーは限られています、、、
飯田:少なくとも研究領域では,一芸に秀でている人の方が需要が高いですよ.
高橋さん> # あまりべらべらしゃべるので心配されるかもしれませんが
# ちゃんと核心は外しておりますのでご心配なく ^^;
いつも思うことですが,この辺の技術は,メールでのディスカッションに
欠かせませんね.
「ここから先はしゃべれない」「投稿したの論文に書いたから読んで」とかを
使うこともその技術の一つだと思います.そうした技術を身につけていれば,
秘密の重みで発想の自由さを犠牲にすることがなくなります.
自分の経験で言えば,(1)私が思っている程,人は注目していないので
PRした方が良い.(^^;),(2)自分で実現できないアイデアは,どんどん
外で議論すると共同研究を通じて実現できることがある,です.
それから,(3)メールリストの文書データは,論文とはレベルが違いますが,
日付時刻入りで記録され,記事の引用も可能です.
今後,学会(SSEOL等)による認証も獲得してゆく予定です.:)
--
"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
----- |
|
|