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高橋様 LIFEの皆様
先にご指摘いただきましたが,決定論的カオスの不確定性は,
確かに複雑さのギャップに含まれますね.ありがとうございます.
> 原理の適用回数 S と個々の原理の適用に必要な単位計算量 O_u の積が、
> 仮に系の構成要素の数をN、要素の相互結合の度合をRとしたとき
> N^Rに比例します。つまり
> S O_u propto R^N
> これを「複雑さのギャップ」と呼ぶのならばこのギャップは厳然
> として存在します。
わたしも大ざっぱな話し大好きです.
上は,$O_u$を1タイムステップに必要な計算量として,
一つ前の計算結果を保持するなどの「マジックを使わない場合」
$O_u propto sum_{S} R(S)^N$
の意味ですね.しかもこれは,原理(群)が独立な場合ですね.
もう少し,スペシフィックな話しをする時,もしくは
現象の計算論的な複雑さを比較する時には,他の指標が良いでしょう.
例えば,Kolmogorov entropyなんかどうかしらと思います.
リアプノフ指数から導くこともできます.
飯田@NEC
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"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
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