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生命の起源 #393 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
393
DATE
12/08/1997 08:30:14 AM
TITLE
[life:000393] Re: E-Cell
AUTHOR
"Jun Shirakura" <sirakura@***.***>
BODY


白倉です.

At 12:09 PM +0900 12/4/97, Kazuhiro Iida 飯田一浩 NEC基礎研究所
wrote:
>まず,生命を理解するのに,様々な視点があって良いと思います.
>それらの視点の分かれ目は,思うに
>
>1.実験できることと,できないことを区別するか否か?
>
>  (そこにある生物を理解するのか,それ以外を理解するのか)
>
>2.モデルと現象の間にある「複雑さのギャップ」を認めるか否か?
>
>  (全てを説明できる単純な原理があると確信できるか否か)
>
>ではないでしょうか?
>(もし私のように)それ以外も含めて理解したいのだけれども,
>単純な原理の存在に確信が持てないという視点の場合のアプローチ
>としては,
>まず,実際に生命と呼ばれる現象を可能な限り詳しく観察記述して,
>そこから情報を捨ててゆくことで,原理へと近づくことになります.
>
>上の区分では,白倉さんは
>それ以外も理解して,しかも単純な原理があると確信できる
>という視点に立たれると考えてよろしいでしょうか?

必ずしも,単純な原理があると確信しているわけではなく,
すでに存在する原理とほぼおなじものを別の名前で述べるという
無駄をしたくないだけです.もちろん,生物の理論からまったく
新しい原理が出てくることも考えられますが,その場合でも
過去の理論との連続性を保つことが必要と思います.
その際には十分に簡略化されたモデルを扱っていないと無理である
と思うわけです.


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<>Jun Shirakura 白倉 準 <>
<>Fukushima laboratory, 福島研究室 <>
<>Department of Systems and Human Science,システム人間系専攻 <>
<>Graduate School of Engineering Science, 大学院基礎工学研究科 <>
<>Osaka University 大阪大学 <>
<>Toyonaka,Osaka,Japan 大阪府豊中市 <>
<>E-mail:sirakura@***.***, sirakura@***.***0.attnet.or.jp<>
<>Telephone:+81-(0)6-850-6523 <>
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