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高橋です。
| 微小な観測空間、観測時間という方向の対極を考える考え方とも見れますね。
| しかしどんな要素も強引に繰り込んでしまえる形式であり、階層性の不明な
| ものをまとめて演算してしまうと、面白いものが生じるかもしれませんね。
| (芸術的なものとか...)
実は、僕自身の個人的な問題意識はそういう方面からきています。
ずっと音楽と音楽学を勉強してきて、音大に行くつもりでいたのですが、
コンピュータ音楽に興味を持って日本では数少ないコンピュータ音楽の
研究拠点である慶應SFCに来たのです。
しばらくはコンピュータ音楽や信号処理等の研究をしていたのですが、
思ったよりも理論的な基盤ができておらず自分で基礎研究から始めざるを
得なくなったわけです。というのは、僕のつくろうとしているものは
波形や形式を予め指定するものではなくて、それらを生成する系自体
なんです。ところが、僕の手に届く範囲の、たとえばニューラルネット
とかGAやAL等の手法は、最適化問題には適しているのですが音楽のように
「目的のない問題」に関しては全く使えません。
そこで、予め与えられた目的をもたず自分自身のみをよりどころとして
作動してゆくことで多様で美しい現象パターンを生み出す生命について
システム論的に研究してゆく必要性を感じたのです。
実際に音が出始めるのはいつになるか見当もつかないのですが。
# E-Cellの作動を音にして表現するインタフェースも秘かに目論んでいます
| 電子細胞の任意の要素にこのような見方の演算処理
| を施すことで奇形細胞のようなものができるかもしれませんね。そこから
| 実際の細胞の生化学へとフィードバックできると面白いと思います。
そうおもいます。あらゆる分野に応用可能とおもいます。
問題は未だそのような演算処理を定式化する試みが成功していない
ということですね。
慶應義塾大学s 環境情報学部 (Bioinformatics Lab.) ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
高橋 恒一
_____Kouichi Takahashi t94249kt@***.*** _______
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