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LIFEの皆様
掲題の件
Sicence Expressの20日号に載ったもの。
完全に人工的に合成したゲノムDNAを使って、細胞分裂して増殖する細胞を初めて
作ったという報告がでました。この技術を応用して、細胞と呼べる、もしくは生きて
いると呼べるのに必要な最少の遺伝子セットを探すそうです。
手順概略
マイコプラズマ・マイコイデス(M.mycoides)のゲノムを一部変更した改変マイコイ
デスゲノムを化学合成。(イースト人工染色体法で長いものをそのまま維持でき
る。)
マイコプラズマ・カプリコルム(M.capricolum)の遺伝子の一部を変更して、制限酵素
(外部から侵入したDNAを切断分解する酵素)を作れなくしておく。
そのカプリコルムに、先の人工合成したゲノムを導入する。
この人工細胞は自己増殖するが、その過程でマイコイデスのゲノムが作った制限酵素
で、カプリコルムのゲノムは、破壊されて失われてゆく。
結果的に、自己増殖する改変マイコイデスのゲノムを持つ細胞が得られる。
http://www.jcvi.org/cms/press/press-releases/full-text/article/first-self-re
plicating-synthetic-bacterial-cell-constructed-by-j-craig-venter-institute-r
esearcher/
飯田一浩
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