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転送いたします。重複ご容赦。 飯田一浩
-----Original Message-----
From: owner-soft_matter@***.***
[mailto:owner-soft_matter@***.***] On Behalf Of Masayuki Imai
Sent: Wednesday, June 10, 2009 9:45 PM
To: soft_matter@***.***; cpml@***.***
Cc: suga Sugawara
Subject: [Soft Matter Info:403] 膜分子自己集合体集中講義とセミナー
Fl
お茶の水女子大学物理教室の今井正幸です。
来週、お茶の水女子大学において
東京大学大学院 総合文化研究科 菅原 正 先生
の集中講義およびセミナーを行います。
菅原先生は日本物理学会誌の２００９年１月号に
ソフトマターがしなう・動く・生長する・増える
--両親媒性分子集合体のダイナミックモルフォロジー
にて紹介されてますように、化学と物理の融合による
生命へのアプローチについて非常に興味深いご研究を
進めておられます。
今回、先生のご研究の基礎と現況を以下の内容で
お話して頂きますので、興味のある方は是非ご参加ください。
場所：お茶の水女子大学理学部１号館２４１室（定員 ３０名）
http://www.ocha.ac.jp/access/index.html
日時：
集中講義 2009年6月16日 10:40 ~ 16:00頃まで
17日 10:40 ~ 14:30頃まで
セミナー 2009年6月17日 15:00~
連絡先：imai@***.***
講義名 膜分子自己集合体の物理・化学
内容
両親媒性分子が水中で形成する自己集合体の中でも主にジャイアントベシク
ルを対象として、膜分子のダイナミクスが引き起こす形態変化、自律的運動性、
ベシクル内自己複製ダイナミクス、自己生産ダイナミクスとその集団計測などに
ついて論ずる。
セミナータイトル：「ソフトマターがつなぐ生命と無生命」
講演要旨
我々は、この10年間、生命システムの示す生き物らしさ−自己複製する、自発
的に動く、恒常性を示す、進化する−を理解するアプローチの一つとして、素性
の知れた有機分子をシステムとして組み上げ、そこに、生命システムと相同のダ
イナミクスを見出す研究を展開してきた。両親媒性分子(膜分子)を水に溶かす
と、ベシクルという袋状の構造体ができるが、この膜分子に工夫を加えること
で、ベシクル型自己複製系を創ることに成功した。さらに、ベシクルの膜内で、
鋳型DNAの複製も出来ることがわかった。このような研究を遂行する中で偶然見
つかった、分子集合体が自発的に示すダイナミクスについても併せ紹介する。ソ
フトマターの典型である両親媒性分子システムで、いかにして生命システムの本
質に迫れるかについて議論したい。
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