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LIFEの皆様
今日のJST通信で知ったのですが
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20070723/index.html
というスプライシング(mRNAからイントロン領域を切り取る)
を阻害する「薬物」が見つかったという報告を紹介いたします。
mRNAに結合してイントロン領域を切り出すSF3b複合体
に直に結合してその機能を阻害するそうです。
スプライソスタチンAを作用させると、イントロンがついた
ままのmRNAが核内部に貯留してしまうそうで、SF3b複合体
は、核から細胞質へとmRNAを運ぶ機能にも関与しているらしい
とのこと。さらに、仕組みはわかりませんが、その貯留したmRNA
をもとに、イントロン部分をふくんで翻訳された異常なタンパク質が
産生されていたそうです。
イントロン配列の役割を調べるのに便利に使えそうです。
専門外ですが、興味を引かれたのでお知らせします。
飯田一浩
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Kazuhiro Iida, PhD
Center Researcher, Hayama Center for Advanced Studies,
The Graduate University for Advanced Studies( SOKENDAI ).
Shonan Village, Hayama, Kanagawa 240-0193 Japan
TEL: 81-46-858-1538 ( Yukawa-office )
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