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化学反応と切っても切れないのが，熱力学
歴史があるせいか，エネルギーの定義がいろいろあって混同
しちゃった経験ありませんか．そこで，次のイメージ作ってみました．
「私の先生は，もっとおもろい語呂合わせ教えてくれたよ」 という人，
教えて下さい．
１．熱力でいうエネルギーの種類
内部エネルギー
エンタルピー
ヘルムホルツ自由エネルギー
ギブス自由エネルギー
２．暗記法
（１）内部エネルギーとエンタルピーは お風呂あそび
内部エネルギーは，お風呂で風船あそび
エンタルピーは，お風呂で 樽（たる）回し
そのこころは，
内部エネルギーもエンタルピーも 定温（お風呂） で
内部エネルギーは，定圧（風船のたとえ）
エンタルピーは，定積（体積一定の樽のたとえ）
だからして，
内部エネルギー ｄＵ（お風呂で，うー（Ｕ）熱い）＝
ｄＳ Ｔ（お風呂） ＋ Ｐ（ふうせん） ｄＶ （＊１）
エンタルピー ｄＨ（お風呂で，いやんエッチ）＝
ｄＳ Ｔ ＋ ｄＰ Ｖ（樽：タル）
（２）自由エネルギーは，砂（Ｓ：エントロピー）あそび
ヘルムホルツ自由エネルギーは， ヘ リウムガス風船 （砂入り）
ギブス自由エネルギーは， ギブスでできた試験管（砂入り）
その心は，
自由エネルギーは，Ｓが一定 （熱くても，冷たくても砂（Ｓ）の数（状態数）は一
定）で
ヘルムホルツ自由エネルギーは，定圧（ふうせん）
ギブス自由エネルギーは，定積（なにせギブスでできた容器だもんで）
だからして，
ヘルムホルツ自由エネルギー
ｄＦ ＝ −Ｓ（すな粒一定） ｄＴ ＋ Ｐ（ふうせん） ｄＶ
ギブス自由エネルギー
ｄＧ ＝ −Ｓ ｄＴ ＋ ｄＰ Ｖ（ギブスの器）
（＊１注意：化学ポテンシャルμ分は除いてあります．溶質を区別
する場合は，これに ∑ μｄＮ Ｎは溶質粒子数あるいはモル数
を追加して下さい．まあ，定温反応を議論する場合が多いので
μ＝一定と見ても不都合のないケースが多いでしょうが，その辺が
びみょー場合は，μが Ｔ と Ｐ の関数になるのをお忘れなく．
なにせμは（∂Ｇ／∂Ｎ））
しっかし，何も微分形式で定義しなくても．．．．と思った昔の学生さん
達，挙手． （＾＾；）／
飯田一浩
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