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生命の起源 #1675 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1675
DATE
03/14/2006 02:27:14 PM
TITLE
[life:001675] Re: 比喩 Windows OS
AUTHOR
"Origin" <origin@***.***>
BODY


横林様 LIFEの皆様

間が開いてしまいました(*1).さて

ゾウリムシのコンポーネントが
1.細胞膜,2.繊毛,3.口(細胞口),
4.細胞質,5.核

パソコン側のコンポーネントが
1.CPU,2.入出力装置,3.揮発性記憶装置
4.不揮発性記憶装置,5.ソフトウェア
6.筐体,7.電源,8.冷却装置,9.バス

だとして,まずゾウリムシ⇒パソコンの方向で比較しますと

細胞膜:
入出力装置(チャネル,トランスポーター)
筐体(脂質膜,裏打ちタンパク質)
冷却装置(表面積)
繊毛:
入出力装置
口:
相当する装置なし(こいつは凄い!
他のパソコンを食ってしまうパソコンなんて
ありませんもんね.)

細胞質:
CPU(酵素ネットワーク)
バス(情報の伝達媒体としての水)
揮発性記憶装置(酵素,RNA)
ソフトウェア(RNA上の塩基配列)
核:
不揮発性記憶装置(DNA)
ソフトウェア(DNAの塩基配列,エピジェネティック修飾)

ってとこでしょうか.まじに比較してみるとけっこう難しい
ですね.特にソフトウェアが何なのかが曖昧.

(*1)
#屋根裏を整理していたらPC9801がでてきて「はまって」いました.
#PC9801をいじってて思ったのですが,しっかしコンピュータ
#のOSやハードの革新には目覚ましいものがありますね.
#それに比べて,生物がDNAとタンパク質の関係については,
#何十億年!も同じシステムを使い続けているが不思議でなりません.
#この辺についても意見交換したいですね.

飯田一浩


> -----Original Message-----
> From: Origin [mailto:origin@***.***]
> Sent: Tuesday, February 28, 2006 10:48 AM
> To: life@***.***
> Subject: [life:001674] Re: 比喩 Windows OS と 細胞
>
>
> LIFEの皆様
>
> 比喩に意味があるとすれば,それは対象物の
> 物理的なサイズやハードウエアそのものに注目しているの
> でなく,対象物の「機能」を論じるからでしょう.
> そういう意味で比喩は,対象物をシステムとして理解する
> ための一手段であると考えております.
>
> で −,....(^^;)
>
>
> > 1.CPU(PentiumDとかAthron64とか)
> > 2.入出力装置(キーボードやディスプレイ,プリンタ,ネットワークカード)
> > 3.揮発性記憶装置(RAMなど)
> > 4.不揮発性記憶装置(ROMやHDD)
> > そして,
> > 5.ソフトウェア(不揮発性記憶装置に記録されているとしましょう.)
>
> パソコンの大事なコンポーネントを忘れていました.
> 6.筐体(「きょうたい」.入れ物)
> 7.電源
> 8.冷却装置(ファンなど)
> そして
> 9.バス
> です.
>
> 筐体(きょうたい)は,内部が壊れなくするという意味と,
> 人間がさわっても感電しないようにするという意味,
> 内部で発生する電磁波を遮断するという意味,
> そしてパソコン内部にある筐体の一部は,
> 装置どうしが電気的に干渉しないようにするという機能があります.
> (パソコンの中にも仕切があるんですよ.電源コンセント抜いて
> パソコンのフタ開けて眺めてみて下さい.ただし,感電したり,
> パソコンが壊れても責任はもちませんから,よろしく.)
>
> 電源は,なくてはならないものですね.これがないと
> パソコンもただの箱.
>
> 冷却装置は,最近のパソコンには不可欠ですね.
> 演算の結果,発生する熱を外へ捨てないと
> パソコンが焦げてしまいます.
>
> バスは,CPUや記憶装置や入出力装置を結ぶものと
> して不可欠ですね.
>
> パソコンのコンポーネントとしては,これぐらいかなあ.
>
>
> 飯田一浩
> 総研大 葉山高等研究センター
>
>
>

-----
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