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生命の起源 #1662 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1662
DATE
02/18/2006 06:54:01 PM
TITLE
[life:001662] Re: 原核細胞の細胞骨格
AUTHOR
Koichi Takahashi <shafi@***.***>
BODY


負の屈折率というのは通常と逆方向に屈折することです。
負の屈折率が実現できたとすると「完全レンズ」が
可能となり、回折限界以下のものに焦点を合わせることができる、
と以下のページにあります。

In 2000, John Pendry, a theorist at Imperial College in London, showed
that such materials could also behave as perfect lenses and so overcome
the "diffraction limit" of the resolution of optical devices.

http://physicsweb.org/articles/news/9/12/13/1


まあ現状では効率が悪すぎてGFP程度の光り方(検出器までくるのが
一分子あたり光子5000個程度)のものの像をきれいに写せるとはおもいません
が、今後の発展を期待したいです。

高橋




> 荒様 高橋様 LIFEの皆様
>
> (負の屈折率)
>
> 光結晶(photonic crystal)の一種ですね。ところが、
> 赤が紫よりも良く曲がってる絵がでてますね。
> なんじゃこりゃ!!!!!
> しかしだからといって、どうやれば光学顕微鏡の分解能
> の限界を破ることができるのだろう。めっさ曲がるから、
> 超高倍率レンズちゅうのでは干渉でアウトだろうし。
> やっぱり無理じゃないのかなあ。
>
>
> (近接場顕微鏡)
>
> 近接場顕微鏡は、針先の近接場と物体表面の相互作用
> で起こる散乱光を観察して画像を得るもので針先から染み
> 出す近接場の横の広がりをおさえる針の形状がポイント。
> 波長の半分?1/4ぐらいの分解能はでるのでは。
> ただし、STMやAFMと同じで針でなぞるから、基本的に
> 表面の構造しか見えないのです。
>
>
> (微分電子顕微鏡)
>
> わが総研大の教授の岡崎の永山先生の方法です。
> 2nmの分解能というのは、酵素タンパク質一個が
> あるのが見えるちゅうことです。すごいですね。
> ただし発現部位を見るのにはどうしてもマーカーが
> 必要。
>
>
>
>
>>-----Original Message-----
>>From: Takeshi Ara [mailto:takeshi@***.***]
>>Sent: Saturday, February 18, 2006 11:09 PM
>>To: life@***.***
>>Subject: [life:001659] Re: 原核細胞の細胞骨格
>>
>>
>>飯田 様、高橋 様
>>
>>荒です
>>
>>At 12:25 06/02/18 +0900, you wrote:
>>
>>>すご過ぎて屈折の法則が成り立つのかもまーたく
>>>イメージできないです。 :)
>>
>>エバネッセント光(近接場光)関係ということ以外は私も理解してま
>>せんが、光学限界が破られれば、それはすごい革新ですね。
>>http://www.riken.jp/lab/dri/discovery/jpn/press/press060119.html
>>http://www.aist.go.jp/aist_j/organization/research_center/can_
>
> for/can_for_main.html
>
> 金コロイドも100枚とって1枚これはいけてるかなあ、という感じだと
> 思うので、いろいろ他の傍証は事前に必要そう(自分で使ったこと
> がないからなんともですが)。
>
> そういえばバクテリアで電顕切片ってどんな感じなのかと思ったら
> 以下のようなページが。結構きれいに見えるのでしょうかね?
> 包埋切片テクしだいかもしれませんが。
>
> http://www.nips.ac.jp/guide/html/res11.html
>
>
> ---------------------------------
> 荒   武
> TAGC, INSERM
> takeshi@***.***
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