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大石様,三田様,荒様
ご教授いただきありがとうございます.
某所(^^;)より,論文を入手して読もうとしたのですが,
おおー,...さすが専門誌.挫折しました.
(早速peak antenna temperature T^{*}_{R}ちゅうのが
わかりませんでした.)
飯田:
> >それはもう膨大な量見つかったのでしょうか,
> >生成するはずのない環境で見つかったのでしょうか?
大石様:
> ところが2003年になってKuanらが「宇宙のグリシンを検出した」
> とする論文を発表しました。Kuanらは,27本のものグリシンの電波
> 領域にある回転スペクトル線を観測しました。観測したのはオリオン
> 大星雲の中,銀河系の中心近くにある巨大分子雲などです。
> こういう領域ではたくさんの有機分子が存在することが知られて
> います。ですからグリシンがあったとしてもおかしくはないのです。
飯田:
ということは,「生成するはずが無い場所ではない」ということですね.
未知の反応が見つかったといった類ではなく。
(妄想の1:
分子が出現するには,元素同士が衝突する必要があるでしょうから
「分子雲」という環境は,
1)それなりに元素濃度が高い領域で,
2)励起に十分なエネルギーがある
(重力収縮に伴ってそれなりに高い運動エネルギーをもっているかも)
環境で,しかも
3)結合で生じる余剰エネルギーが捨てやすい
(光子の密度が少ない場所が好都合かも)
環境なのかなあ.)
さらに,そういうスケールですと,それはもう膨大な量ということですね.
(妄想の2:
分子の量=分子雲の体積(これは膨大だ!)
×グリシンの平衡濃度 としましょう。
ええと1光年って,9兆4600億km?10兆km→ 10^15 mで
1光年立方って,10^45 m^3.
グリシンの平衡濃度が,1m^3あたり10^−18 mol(アトモル)
だとすると(いいかげんな仮定)、
10^27 モルって,7.5×10^28 グラム
地球の重さは、理科年表によると 約 6×10^27 グラムなので
地球よりも重い量のグリシンがある??
食宅に置くには重いかも。。。。。
)
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