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生命の起源 #1527 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1527
DATE
05/27/2004 07:07:01 PM
TITLE
[life:001527] FW: [seminar:00022]
AUTHOR
Kazuhiro Iida <Origin@***.***>
BODY


ご参考まで. (重複ご容赦)

-----Original Message-----
From: Atsunari Katsuki [mailto:katsuki@***.***]
Sent: Tuesday, May 25, 2004 7:41 PM
To: seminar@***.***
Subject: [seminar:00022] 第2回 待兼山コロキウム 原田崇広 氏「分子モーターに
対する現象論的エネルギー論」



2004年度第2回 待兼山コロキウム

題目:「分子モーターに対する現象論的エネルギー論」

名前: 原田崇広氏
所属: 京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
日時: 2004年6月2日(水) 14時00分?

場所: 大阪大学サイバーメディアセンター
       豊中教育研究棟7階会議室 
  (会場地図 http://www.osaka-u.ac.jp/jp/about/map/toyonaka.html
の13-2番の建物です)

概要:
分子モーターの一分子計測技術の発展と相まって、ここ10年ほどの間に熱ラチェッ
トと呼ばれる一群の非線形Langevinモデルが盛んに研究されてきた。またそのような
Langevin方程式に対するエネルギー論も整備され、Stochastic Energetics (SE) と
呼ばれている。しかし分子モーターの運動メカニズムが確定していない現状では、
SEのようなモデル依存型のエネルギー論は使えないし、またマクロな実験から粘性係
数などのセミミクロなモデルパラメータを決定するのは本質的に困難な問題である。
以上の様な問題点を回避するためには、マクロな測定量で閉じたエネルギー論の枠組
みが必要である。本発表ではその試みの一つとして、分子モーターの速度相関関数
や、
外力に対する感受率などの測定可能量から分子モーターのエネルギー効率を求める方
法を提案する。そのようにして得られたエネルギー効率は実験データから直接評価す
ることができるため、Nishiyamaらによるキネシンのデータを解析したところ、実験
とよく合う結果が得られた。また、このような現象論の適用範囲や既存の理論との関
係も議論したい。

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セミナー係 勝木 厚成

大阪大学大学院理学研究科物理学専攻菊池研究室
居室:サイバーメディアセンター・大規模計算科学研究部門
H.P.:http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/ja-index.html
TEL:06-6850-6842






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