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生命の起源 #1521 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1521
DATE
05/10/2004 06:24:23 PM
TITLE
[life:001521] FW: [statphys:864]
AUTHOR
OAH <piyopiyo@***.***>
BODY


ご参考まで.(重複ご容赦)

-----Original Message-----
From: Fumito Mori [mailto:f@@***.***]
Sent: Friday, May 07, 2004 3:39 PM
To: statphys@***.***
Subject: [statphys:864] 九州大学物性理論セミナー 2004/05/13


メーリングリストの皆様

九州大学物性理論の森と申します。
以下の内容でセミナーを開催致します。
ご興味をお持ちの方は、お気軽にご参加ください。

***********九州大学物性理論セミナーのお知らせ**************************

講演題目 : 高分子系の特性長とダイナミクス:分子動力学シミュレーション
講 演 者 : 小山 暁 (九州大学理学研究院凝縮系科学専攻学術研究員)
日 時 : 2004年 5月13日(木) 13:30 ?
場 所 : 物理学科第一会議室(箱崎地区)R2154

要  旨 :
 本研究では、高分子モデルを用いた分子動力学シミュレーションを行い、高子系に見られる緩和現象と特性長の関係を検証した。
 高分子は複数のモノマーが一次元的に繋がった化学構造を持ち、長く繋がった分子鎖に沿っていくつかの特徴的な距離(特性長)が
現れる。高分子系に見られる緩和現象はこれら特性長と関連付けて語られることが多い。他のガラス形成物質同様、高分子では(1)
速い過程、(2)局所緩和過程、(3)α緩和過程、という3つの緩和過程が見出される。これらのうち、(2)局所緩和過程は数個
のモノマーが関連した現象とされており、持続長と呼ばれる特性長と関連付けられる。また、(3)α緩和過程は高分子の絡み合い点
間の分子鎖が関連した現象とされており、絡み合い点間分子量という量と関連付けられる。しかし、緩和過程と特性長の関係を実験的
に直接確かめることは難しい。分子動力学シミュレーションは直接目で見ることのできない、分子レベルの現象を可視化することので
きる非常に強力なツールである。
 発表では、まず、高分子系に見られる特性長について概観し、融点以上の温度からの一定冷却速度-冷却シミュレーション、一定延
伸速度での延伸シミュレーション、一定温度での緩和シミュレーション、の結果を紹介する。

連絡先 : 森史 f@@***.***
予定表 : http://www.cmt.phys.kyushu-u.ac.jp/SEMINAR/



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