|
高橋様 LIFEの皆様
高橋さん>
> 一般的な経路をでっちあげた仮想細胞をつくってみようということに
> なりました。各種のminimal gene setも参考にしています。
100nmの小さな細胞ですが,全部書くとなると壮大な試みですね.
とても期待しております.できあがった場合,公開は予定
されていますか? 是非使わせていただきたいです.
私もそのたぐいのシステムを書いてみようかと思ったことがあり,
データを調べてみて,大変複雑だったのと,未知の代謝系が多かった
ので,とても一人ではできないとあきらめました.
システム構造を全て知っている細胞をもてあそんでみたいという
気持ちはとても強いのですが,分をわきまえて:)ロジックから
攻めています.
高橋さん> 十分な培地さえあたえれば自分で取り込んで自分を維持できる
>自活細胞が達成できたので、
おお,すばらしい!それだけでも面白いですね.
これは定常状態が達成できたということでしょうか?
細胞を維持可能な代謝系のパラメタの範囲はわかりましたか?
系の内外を区切ってみて,その範囲の内外でエントロピー生成
を調べてみてはどうでしょう.
私は,
1.生体リズムを欠く細胞の場合,一定の環境の下では,細胞であっても
熱力学的定常状態にあると予想しております.
(マイコプラズマでも詳しく調べると生体リズムがあるかもしれませんが.)
> 飯田| 上のマップは,マイコプラズマの完全代謝経路ができていて
> | それをモデル化していらっしゃるということですか?
> | その情報は,どこで入手できるでしょうか?
>
高橋さん> 完全であるかどうかは自信がありませんが、プロジェクトのメンバが
> M.genitaliumの代謝地図を作成しました。た_(I>_ぢ、まだ電子化
> されていないうえにプロジェクト内部での使用しか考慮されていないので
> 外に出すにはまだ早いとおもっています。
外挿した部分と,オリジナルの実験結果がある部分を,明確に分けて
書いていただけると大変ありがたいです.
飯田一浩@NEC
--
"Life and Evolution '97"
Kazuhiro Iida,
Fundamental Research Laboratories, NEC Corporation,
34 Miyuki-ga-Oka, Tsukuba, Ibaraki, 305 Japan.
TEL +81(298)50-1142, FAX +81(298)56-6136.
----- |
|
|