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生命の起源 #1459 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1459
DATE
07/05/2003 10:05:36 PM
TITLE
[life:001459] FW: [statphys:678]
AUTHOR
Kazuhiro Iida <origin@***.***>
BODY


ご参考まで.

-----Original Message-----
From: Ko OKUMURA [mailto:okumura@***.***]
Sent: Friday, July 04, 2003 4:56 PM
To: statphys@***.***
Subject: [statphys:678] ソフトマターセミナー


皆様

下記のとおり講演のご案内をさせていただきます。

お茶大(物理) 奥村剛

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講演案内

日時:平成15年8月12日(火)午後2時より
場所:お茶の水女子大学・理学部1号館・241号室

講師:Reiko Oda (Institut Europeen de Chimie et Biologie, Pessac)
題目:"Divers supramolecular aggregates of amphiphilic molecules;
structural study to nano- biotechnology"
講演要旨:「水と油は混ざらない」のは常識であるが、両親媒性分子を加えてや
るこ
とにより混ざるようになる。それらの分子は親水基と疎水基を同時に持ち水と油
の間
の表面張力を下げる働きを持ちたとえば油の微小な油滴が水の中にまざりあった
状態
を作ることが出来る。その系の分子としては石鹸や生体膜の基となる脂質 その
他あ
る種のペプチドや蛋白質などがある。これらの分子を水中に入れてやると疎水基
同士
が集まって凝集するがその際に非常にバラエティに富んだ構造を作る。球状ある
いは
棒状のミセル、シート状の生体膜に非常に近い二重膜、二重膜からできた袋のよ
うな
ベシクル、リボン状構造、あるいはネジ状構造など、ナノメータからミクロンさ
らに
はサブミリメータまでわたる非常に広範囲のサイズ領域を占めた超分子構造が観
察さ
れる。これらの凝集のドライビングフォースは主に疎水効果であり、これは非常
に弱
い結合力であるため超分子構造は熱やイオン力等物理化学的パラメータ、あるい
は分
子自体の構造などにより強い影響を受け、一つの構造から別の構造へ簡単に移り
変わ
る。無数のパラメータが大変複雑な相互作用をするため現在の段階では両親媒性
分子
の分子構造から超分子構造を予測するのは非常に難しいのであるがこの脂質系分
子の
超分子構造をどのようにコントロールし、そして次の段階としてはどのようにこ
の構
造体を利用することが出来るのだろうか。

問合せ先:お茶の水女子大学(物理)奥村剛
okumura@***.***
お茶大への交通案内:http://www.ocha.ac.jp/lib/trans.html

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