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生命の起源 #1115 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1115
DATE
11/25/1999 11:12:20 PM
TITLE
[life:01115] Re: Seminar by Prof. Cronin
AUTHOR
mita@***.*** (Mita, Hajime)
BODY


LIFEの皆様 飯田様

ラフなことを言うと、次のようになると思います。

アミノ酸を次のように仮定して
e.e.=2% = (0.51-0.49)/(0.51+0.49) *100 
ホモキラルな5量体オリゴマーを考えると、
(0.51^5-0.49^5)/(0.51^5+0.49^5)*100=10%
となり、異性対比が増加することになります。

生成するオリゴマーの数では、D・Lの混合したオリゴマーの方が多くできる訳です
が、それらが分解しやすければ、ホモキラルなオリゴマ-の生成量は少なくとも、ホ
モキラルなオリゴマーだけが残ります。生成量は反応系の濃度に依存するという非常
に基礎的でありラフな近似をすると、上記のような式が成り立ちます。

実際には、重合した方が、単量体の時よりラセミ化が進行しやすいとか、単純には行
かない面もいろいろあります。しかし、一般に、最も期待されている系でもあります。

以上です。 三田 

> 私が不思議に思ったのは,L型でヘリクスができるならD型でも
> ヘリクスができるはずで,どちらのヘリクスも分解されにくさ
> は同じなら,光学異性体比は上昇しないように思えることです.
> 会社に帰る関係で,クローニン先生に,さらに尋ねることができ
> なかったのですが,どなたか詳しい方ご教授下さればありがたい
> です.  飯田 拝


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