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生命の起源 #1083 : LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life study
LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1083
DATE
09/06/1999 02:58:06 PM
TITLE
[life:01083] Re: 返
AUTHOR
"Kazuhiro Iida" <iidakek@***.***>
BODY


荒様,LIFEの皆様

(つづき)

それから,

荒さん>この検出関数は系に対してどのように
>与えられ,..

ですが,これは属性の翻訳の仕方でなく,ある系
が与えられた時,どの検出関数を使って検出すれば
良いか?という問いだと思いますが,

答えは,...「どれを使ってもかまいません」です.


ある系が,その状態変化データとして与えられるにせよ,その
系構造として与えられるにせよ,何らかの注目すべき因子X's
と,その因子の変化に関わる他の因子Y'sも与えられます.

検出関数は,それらの因子XやYの中身を区別しないで関係式
として書かれているだけなので,どんな系にも適用できます.

検出関数の中のXが与えられた系の何であり,Yが何であるか
は,使う側で指定します.

例えば,自己増殖を検出関数
Ψ=U( Δ(dXi/dT) /ΔXi - δ)  で表すとしますと,
RNA分子の場合,Xiは,あるゲル上の或るテンプレートのバンドの濃さ,
細胞の場合,Xiは,特定の表現形を示すコロニーの数,
が適切でしょう.

使い勝手が良い分,いい加減な表現です.


もちろん,最初の物質系から生命系へ至る発展を記述する場合
個々のステージの系ごとに,特徴的な時空間スケールがあります.
この時,各発展段階に対応する検出関数の因子のスケールは,
一つ前のステージの系のそれと一致させることになります.

(返事おわり)

飯田@NEC基礎研究所

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